ひとかた
言わずと知れた名作「ひとかた」のレビューです。
静かな田舎町、打追。南護は、その地中に眠る牛鬼を退治すべく依頼を受けて打追町にやってきた。牛鬼は十二年に一度、力を増す。そして今年はその十二年目にあたるのだ。
異形の怪物である牛鬼に対して、いったいどう戦えばいいというのか? 打追の街を調べ始めた護は、自分が想像もしていなかった人間関係と謎の渦へと巻きこまれていく…。
これが話の概要です。実際プレイしての感想ですが
泣きました
最初の方はちょっと退屈で飽きてしまうかもしれませんが頑張って1時間くらいプレイしてみてください。
そのころあなたはこの作品の世界観にどっぷりとはまっているとおもいます。
そして終盤にかけての怒涛の展開、自分の宿命を知ってもなおその宿命を果たそうとする主人公の姿はぐっとくるものがあります。
また、他の作品にクリアしてから謎が残るような事がありません。これは作者さんの構成力、文章力が卓越している事も意味していると思います。
ところどこと下ネタ等が入っていますが現在公開されているMP3、MI板は大幅カットされているので殆ど気になりませんし主人公の人間性を表していると考えればかえってよかったのではないのでしょうか?
下はネタバレ文章です未プレイの方は絶対に見ない方がいいです。面白さが半減してしまいます。
途中、自分は人間ではなく牛鬼を倒すために呼び出されたシキガミ(ひとかた)だと知り、その使命を果たすと同時に自分の存在が消えてしまう事に初めは戸惑い苦しみますが自分が牛鬼を倒すことで多くの人々が助かると思い牛鬼を討つ事を決意し行動する主人公に本気で涙が込み上げてきました。
好きな女の子に好きと言えない、付き合えても自分は消えてしまうのだからせめて彼女の父親との仲を改善しようと行動する主人公、4週目では父親は殺されてしまいますが5週目では助かりこれで自分がいなくなっても彼女は寂しい思いをしないと考え牛鬼を討ちに向かう。
牛鬼を倒すべき武器 破魔弓、矢をもち白装束に着替え出発するときの
南護、いざ参る!
この辺りから涙が止まらなくなりました。
自分の中では牛鬼を討った後も何らかの形で現世に残れるんじゃないかなと思っていたんですが
牛鬼を討って消えてしまった主人公、そこで流れる「螺旋」
その歌の歌詞を聴いていると
もうたまりません
主人公が健気で健気で・・・・
それから2日くらい心に穴が開いたような感じになりました。
この作品を多くの人にプレイしてもらいたいと思います。これを作ってくれた作者さんにはGJと声を大きくして言いたいです。
