フルテック、Android端末とデジタル接続が可能なポータブルUSB DACアンプ

マイナビニュース4月1日(火)18時40分

フルテック、Android端末とデジタル接続が可能なポータブルUSB DACアンプ
フルテックは4月1日、ポータブルタイプのUSB DAC搭載ヘッドホンアンプ「A1」をADLブランドより発表した。発売は4月12日で、希望小売価格は49,800円(税別)。

DACチップはCirrus Logic社「CS4392」を搭載。USBチップは192kHz/32bit対応のVIA Technologies製「VT1736」。PCとUSBで接続した場合、アシンクロナスモードで動作し、最大192kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生が可能だ。また、DSD64/DSD128のネイティブ再生もサポートしている。

入力インタフェースはUSB miniB端子×1基、USB A端子×1基、光デジタル音声×1系統、ライン入力×1系統を装備する。出力インタフェースはφ3.5mmヘッドホン出力×2系統で、フロントパネルのヘッドホン端子はヘッドホン出力専用、リアパネルのヘッドホン端子は、光デジタル音声出力との兼用となっている。ヘッドホン出力は12Ω負荷で70mW、16Ω負荷で80mW、32Ω負荷で65mW、56Ω負荷で38mW、300Ω負荷で9mWだ。

USB miniB端子はPCとの接続用。USB A端子は、USB On-Thw-Goを利用してAndroid端末とデジタル接続するのに使用する。接続には、付属の専用ケーブル(USB A to microB)を使用する。2014年4月1日時点で動作確認が取れているAndroid端末は、ソニーの「Xperia Z」「Xperia Z1」「Xperia Z1f」「Xperia A」「Xperia Tablet Z」と、サムスンの「GALAXY Note3」「GALAXY Note II」「GALAXY S4」「GALAXY S3」に、HTCの「J butterfly」「J One」「butterfly New One」。なお、Android端末とデジタル接続した場合、使用できる入力は最大48kHz/16bitとなる。

光デジタル音声入力端子は、最大192kHz/24bitまでの入力に対応。iriverの「AK」シリーズ(「Astell&Kern」シリーズ)などのハイレゾプレーヤーとの接続が可能だ。光デジタル音声出力端子はDDコンバート用で、最大192kHz/24bitまでの出力に対応している(Android端末からの入力時は48kHz/16bitまで)。

ヘッドホンアンプは、テキサス・インスツルメンツ製の「TPA6130A2」を使用。オペアンプは、同じくテキサス・インスツルメンツ製の「LME49726」を使用している。TPA6130A2は、SN比98dB、電源電圧変動除去比109dBの高品位アンプ。また、LME49726は、低歪み、低ノイズのRail-to-Rail出力オーディオ・オペアンプだ。

電源は内蔵充電池で、USBのバスパワーでは約7時間、USB ACアダプターの場合には約5~5.5時間でフル充電される。フル充電の場合、約7.5時間の連続再生が可能だ。本体サイズはW68×D118×H16.5mmで、質量は約150g。

(村田修)