栽培~収穫・調整の労力は、白大豆も黒大豆もほぼ同じ...だったら、少しでも高く売れる黒大豆の方をメインにしようと、黒大豆の方に手間をかけたつもりだったのですが。

 

  2023年栽培記録 ⑲大豆(その2)

大豆はすべて無肥料栽培(自然農法)。栽培中の世話は、条間の草刈りだけ。

 

【品種】丹波黒大豆[自家採種]

 

★播種1回目
6/18 直播き2粒、株間50×90cm
 約半数が生育
12/4~15 収穫
【評価】E

実入り極少

★播種2回目
6/25 直播き2粒、株間50×90cm
 生育したのは約3割

7/19~27 補植(4葉1本)、子葉節まで深植え

◆播種3回目(欠株の補植用)
7/4 6cmポット播種1粒
7/19~27 播種2回目の区画に補植

12/4~26 収穫
(12/26撮影) 本来は、11月末にこれくらい枯れていなければいけないのですが...枯れるのが遅すぎます。

【評価】E

実入り極少
1回目・2回目合わせて、全収量は730gガーン

白大豆と同様、昨年の約20分の1の収量でしたえーん

 

(1/4撮影)莢から豆を取り出す作業中。本来なら、こんな手間のかかる方法はしないのですが。一粒もロスを出したくなかったので。

 

(1/11撮影) 左:A~C品質、 右:D品質(小粒、割れ、変形等)

(1/11撮影)D品質の拡大写真

昨年なら廃棄でしたが...炒って黒豆茶にでもしようかと思って。

 

=====《番外編》=====

★昨年の区画①に自生
10/25~11/1 エダマメ収穫

(10/25撮影) 水色線が地面の位置。主茎は完全に地這いになっていたが、枝はすべて上向きに伸びている。

【評価】C(枝豆としての評価)
ほぼすべての株が倒伏して、不定根多数。1粒莢が大多数だが、味は良好。

★昨年の区画②に自生
12/4 収穫
【評価】D

実入りは普通。地這いになっているが、茎から不定根が多数生え、大株。枯れるのも、栽培区画より早い(例年とほぼ同時期)

 

クローバーまとめクローバー

 

ダイヤグリーン倒伏の功罪

栽培した区画より、昨年のこぼれ種から自生したものの方がはるかに茎の生育が良く、実の数も多かった。

自生株はほぼすべてが倒伏していたが、茎から不定根が出ているのが、結果的に良かったようです(まるでトマトのように、地這いになった茎から多数発根していたびっくり

(10/25撮影) ピンク矢印の箇所「発根しかけ」

株元に近い所からは、トマトみたいに大量に発根していたのですが。写真を撮って無かったようでショボーン

早期に倒伏したものは、枝がすべて上向きに伸びるので、成熟乾燥期に莢が傷むことは少なそう。

もちろん、成熟期になってから倒伏すると、莢が湿って中の豆はダメになりますが。

 

ダイヤグリーン直播きと育苗定植

丹波黒大豆は、元々「発芽率が普通大豆より低め」とされている。直播きでは、発芽率の低さに加えて、幼苗期の鳥・獣の食害もあって、生育率が3~5割しかない。

手間がかかっても、育苗定植の方が確実。

 

ダイヤグリーン不定根の効果

育苗定植の場合は「子葉節までの深植え」を推奨されている。普通大豆よりもはるかに大株になる丹波黒大豆は、やはり茎からの発根量が収量に大きく影響するようです。

不耕起栽培では、直立での深植えは植穴をあけるのが大変なので、寝かせ植えにするのも一案かも。だだし、株間・条間の草刈りが困難になるのが難点ではあるが。

(耕起栽培の場合は、もちろん、中耕培土がおススメ)

 

下三角連作障害の可能性について

後日、別記事で...。