長引く避難。 | ときぶーの時間

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No482
一昨日の夜、地元新聞の記事をメールで友人が送ってくれた。

それは富岡町の住民意向調査結果の記事だった。


長引く避難生活で、みんなの心が折れている・・・・。

また富岡に帰りたい人の数が減った。
松ちゃんの夢が遠のいている。

彼は、町に人が戻り以前の町の姿になる事を信じて生きてきた。
そんな松ちゃんが「小さい子供や若い人は帰れないし、帰って来てはダメだ!」と言うようになった。


遠くにいる牛たちの健康状態を確認してる松ちゃん。
今の除染が本当の除染になっていない事で「除染に期待したけど、あんな除染ではダメだ!」と、いつしか言葉が少なくなって来たのも事実。

以前も書いたが、自分もいつかは帰りたいと思っていた。
しかし、娘やかみさんの大反対を受けて今は語れない話になった。

娘は「結婚して子供が出来ても絶対に行かないからね!!!」・・・。
僕が娘の所に行けばいいかも知れないが、かみさんも娘の近くにいたいらしく孤立無援の状態。

一人で行けばいい話しだが、それをやるとかみさんとおかしくなる。
役場の人に聞いたけど、男の人の方が帰りたいという人が多いらしい。


時々、牛たちののんびりした姿に癒されるのは、心が折れそうだったり病んでいるからか?
牛はいいよなぁ~。
悩みなんてないんだべか?と思うもん。

松ちゃんが餌の確保で苦労しているのに、そんな人間の苦労なんて知らぬ存ぜぬって感じだ。

帰還する人が減っていく。
次回の調査でまた減ると思う。

双葉郡の町村もばらばらに動いていてはだめだ!
地図上から消えていく町を作らないでくれ!

ここはおらが町の意識を捨てて、全町村一体になって連携し復興を目指して欲しい。