新年が開けて。 | ときぶーの時間

ときぶーの時間

被災地で残された動物の命を繋ぐ男
NPOがんばる福島代表松村直登の活動と愉快な仲間たち。

NO-287
新年が開けました。今日から仕事初めの方もいらっしゃると思いますが、今年の目標を立てられた方もまだ立てていない人も、とにかく健康で今年一年を頑張って欲しいと思います。


今年のお正月は天気が良く富士山がきれいでした。

僕たちの故郷富岡町も原発事故からもうすぐ2年が経とうとしていますが、僕は去年の一年でこの現実を受け入れられるようになった。この現実から逃げられない事と憎しみばかりを語っていても何も変わらないからで、目の前にある現実を受け入れるしかなかった。

半分あきらめた感じを否めないのは僕だけではないと思うが、僕自身受け入れられなければ立ち上がれないと感じていたのも事実で、本当にこれからが大事だと思う。

そんな中、強制避難区域の富岡町で昨年の暮れに放れ牛を捕獲し保護した松村代表とガッツ福島の遠藤代表には頭が下がる。目の前の命を救う事に何の迷いもない。

去年の秋に被災地になった双葉郡内には、まだ放れ牛が300頭位いると話してくれたが、その中の数頭を保護したと聞いた。自分の使命と決めて残された動物たちの保護をしている。今も電気も水もない町で。


保護された牛が慣れて来たら、この柵に入るのかなぁ?

震災後少しだけ変わった事と言えば、瓦礫が少し撤去されて少しだけきれいになった?ことで、無人の町は異様な雰囲気のままその佇まいを見せている。壊れた家々はそのままの状態にあり、道路もまだ修復されていないところも多い。

この町の状況で活動することは、とても不便なことが多い。その中で犬もいるし、猫もまだいて彼は餌を与え続けています。牛は餌をたくさん食べるから本当に大変な仕事だ。

去年は全国のみなさまの応援があり、募金もして頂きまして本当にありがとうございました。現地にいる代表に代わり厚くお礼を申し上げます。

またこれからも続く長い道のりです。みなさん今年も応援して下さい。どうぞ宜しくお願い致します。