今日の1枚はMLBより、フランク・タナナ。
「タナナ」って名前、日本人にいそうな気が…しません?
自分はタナナ君って、知りませんけど(笑)
PCで変換したら「田七」って出てきて…なんか、昔話に出てくる。冴えないお百姓さんみたいな(笑)
ま、くだらい話はいいとして。
1971年、ドラフト1順13位指名でカリフォルニア入り、73年にメジャーデビュー。
74年に先発に定着、14勝(19敗)。
75年は16勝9敗で奪三振269で奪三振王。
このタイトルは、同僚のノーラン・ライアンの4年連続奪三振王を阻止したんですよね。
ちなみにライアンは翌76年から79年まで4年連続奪三振王、カリフォルニアで投げていた8年間で唯一奪三振王を取れなかったのが、タナナが奪三振王になった年だったんですね。
75年はライアンは故障欠場でもあったんですかね、73、74年は300イニング投げていたのが75年は200イニングに届いていないんですよね。
ちょっと、王の連続本塁打王を阻止した田淵を思い出したりしませんか?
76年は19勝、77年は15勝ながら防御率2.54で最優秀防御率。
78年は18勝、この年はボークが8回でリーグ最多。
79年は故障で7勝に終わったものの、初のプレーオフ登板。
ボルチモアとの第3戦に先発、6回、同点にされて降板。
この試合は9回にカリフォルニアが逆転サヨナラで勝ったんですが、タナナにはもちろん、勝ち星はつかず。
チームもこの1勝のみでボルチモアに敗れ、ワールドシリーズ進出はならず。
81年、フレッド・リンなどが絡むトレードでボストンへ移籍。
ボストンでは4勝10敗と不調のまま終わり、1年プレーしただけでFAでテキサスに移籍。
テキサスでも82年は7勝18敗で最多敗戦投手、83年も7勝、84年は15勝しながら15敗で勝ち越しなし。
85年、シーズン途中でマイナーリーガーとの1対1の交換(!)でデトロイトに移籍。
すると、この年テキサスでは2勝7敗だったのが、デトロイト移籍後は10勝7敗と復活。
89年まで、5年連続2桁勝利。
87年には8年ぶりにプレーオフ登板。
ミネソタとの第4戦に先発。
バイオラと投げ合ったんですが、タナナはギャグニーとパケットに本塁打を浴び6回途中で降板、負け投手になり、チームも1勝4敗でミネソタの前に敗退。
またしても、ワールドシリーズ進出はならず。
その後91、92年と13勝をあげ、93年は初のナショナルリーグ、NYメッツに。
メッツでは7勝15敗と不調で、シーズン途中にトレードでNYヤンキースに。
ヤンキースでは3試合に先発したものの2敗のみで、93年はトータル7勝17敗。
この93年で、メジャーのキャリアは終わっているんですね。
実働21年、240勝236敗1S(!)、奪三振は2773。
これだけの実績がありながらポストシーズンの登板がプレーオフの2試合だけ、とはちょっと不運と言えるかもしれないですね。
ということで、今日はフランク・タナナでした!