前回は急制動について軽く書きました。


今回のテーマはスラローム編となります。



 スラロームの採点は

普通自動二輪で8秒以内

大型自動二輪で7秒以内

1秒超過につき5点減点になります。

接触(小)20点減点



 一発中止項目

通行不能(パイロンを正しいコースで走らずに一個飛ばし等)足つきやエンストもこちらに該当します。

接触(大)(パイロンにガッツリ当たったり飛ばす等)



スラロームのポイントは4つです。

①ゆっくりでも良いから当たらないこと

②コース取り

③アクセル、リアブレーキの特性を理解する

④リズムよく




上記4点を説明します。


①ゆっくりでも良いから当たらないこと


これは当たったら一発中止もしくは減点20点になってしまうからです。

一本橋の落ちるくらいなら駆け抜けるのと同じ感じですね。




②コース取り


これが一番重要かもしれません。

めちゃくちゃ下手くそな絵ですがwww

赤=悪いコース取り

青=理想的なコース取り

まずスタートしたら右に振りますが最初のパイロンの目標を緑の丸のようにすると次の目標が窮屈にならなくなります。最初から窮屈になってしまうと①速度も出せない②どんどんきつくなる③当たりそうになる。こんな感じで負に陥ります。

多分苦手な人は最後の方でコーナーの角度が窮屈になって倒してしまうって人が多いと思います。

この青いラインのようにパイロンの裏を目指すようにすると次のパイロンも楽なライン取りで走れるようになり接触の心配もなくなってきます。

これを意識するだけでかなり気持ちに余裕が出ます。

(絵が分かりづらくて申し訳ないですw)


③アクセル、リアブレーキの特性を理解する。


スロットルを開けると車体は立とうとします。←これ重要です。

フロントブレーキを握ると荷重がフロントに乗り、握ってる間は曲げることが難しくなります。なので速度を落とすのにはエンジンブレーキとリアブレーキを使用します。と言ってもリアブレーキを使用するのは速度が上がり過ぎて通過出来ないと判断した時になると思います。


④リズムよく


これもかなり重要です。




まず今(スマホ見ながら)右手で手首だけでジュリアナ東京みたいに∞マークを何回かやってみてください。






そう、それですwww


上にいこうとする時にスロットルを捻る感じです。それをリズムよくやると倒れそうになった車体も立ちます。そしてハンドルも目標の位置に向こうとします。


4つのポイント説明しましたが正直言って言語化してみると意味がわからなくなりますwww


ただコース取り(図が下手くそで申し訳ないです)が窮屈になるとタイムも落ちるし接触するリスクが高くなることは間違いありませんので少しでも参考になれば嬉しいと思います。

前回の続きになりますが次は急制動です。


急制動が苦手…怖い…急ブレーキなんて…



って思ってる方が一定数居ると思いますが


全く急ブレーキではありません👍

停止線のラインの手前で止まることを意識することが重要です。


時速40㌔以上で乾燥時11m、路面が濡れている時で14mです。


超えたら一発中止になります。

なんで一発中止なのかというと衝突と同じ扱いになるからみたいです。


ちなみに時速40㌔以下でブレーキポイントに突入するとやり直しで減点10点になります。(大型自動二輪の一発試験で食らいました…w)こちらは2回連続で中止になります。


まずブレーキは3種類あります。


①前輪ブレーキ

②後輪ブレーキ

③エンジンブレーキ


この3つを上手に使って止まるようにしましょう。


①前輪ブレーキは止まるためのメインのブレーキになります。

前輪ブレーキは弱すぎると距離が伸びます。

逆に強すぎるとロックして転びます。


イメージとしてはじんわりと強く握ることです。


②後輪ブレーキは前後のバランスを保つ役割が有ります。

前輪ブレーキだけだとバイクの荷重が前にいってフロントタイヤがロックしてしまう可能性が高くなります。

なのでリアブレーキも使って荷重が前に行き過ぎることを防ぐ役割が有ります。

強すぎると後輪がロックして滑ることになります。


後輪ブレーキのイメージとしては強く踏まないことです。


③エンジンブレーキは簡単に言うとギアが入っている時にかかるブレーキになります。地味に聞こえるようですがエンジンブレーキは超重要です。


というのも自転車やスクーターのブレーキは右手と左手ですので咄嗟にブレーキを掛けると両手を握ってしまいます。


クラッチを切ってしまうとエンジンブレーキは掛からなくなり前後のブレーキのみに頼ることになります。


あとリアタイヤの動力と制動力は失われて左右のバランスが取りづらくなります。


エンストしても減点にはなりませんので止まるギリギリまでクラッチは握らないようにしましょう。


よくブレーキの割合は前7・後3と言いますがこれは間違ってないです!

でも自分の感覚的に前はじわーっと後ろはぐぅーっとです。(笑)

というのもギュッ!とやるとロックします。後ろもグッ!とやるとロックします。

なので前は、じわーっ。後ろは、ぐぅーっとやるのが良いです👍(参考にならんか…w)




次に重要なのはブレーキポイントまでに速度と姿勢を作ることです。


私の通った教習所はスタートからブレーキポイントまで短くて更にカーブしてました



なので早めに3速まで上げて50㌔手前まで加速してエンジンブレーキを使って45㌔ちょい手前でブレーキポイントにもっていくことをイメージしました。これは通ってる教習所での教えになるとは思いますがポイントとしてはブレーキポイントまでに速度を調整することです。



というわけでポイント3つ上げると
①急ブレーキではなくて停止線の手前に止まることを意識する
②前はじわーっと後ろはぐぅーっと!クラッチは最後まで握らない
③ブレーキポイントまでに速度を調整する

この3つを意識してみると少しは上手くなれると思います。

ちなみに大型自動二輪の一発試験で速度が足りずに2回目でどうにでもなれ!という気持ちで速度を47キロで突入しましたが

普通にやっても9mで止まれました。

結構余裕あるので

あくまでもバイク初心者〜中級者の私自身の目線と体験です。


というのもブログやSNSなどでコツなどを教えてくださる方がたくさんいると思います。


為になるし正しいことが多いし(間違ったこともあるけど…)理解できれば免許取得への引き出しになると思います。


がしかし


初心者やバイクにあんまり興味ないけど取る人もいるかと思います。


自分はバイクはそれなりに好きだが全くメンテナンスなどに詳しくないです。


はっきり言って諸先輩方たちには脱帽です。


でもずーっと乗ってると忘れるんすよ…


んで本題なんでしたっけ…w



結構な方が普通自動二輪の教習で苦労したこととして

①一本橋

②急制動

③スラローム

④法規走行

⑤コース暗記


大体こんな感じだと思います。

坂道やS字クランクに関しては難しい!!無理!!って話あんまり聞きません…


というわけで上記の①から⑤までポイントを初心者目線で説明していきますが長くなるので今回は一本橋についてピックアップしていきます。


①一本橋

高さ5cm幅30cm長さ15m

普通自動二輪は7秒以上

大型自動二輪は10秒以上

一本橋から落ちたり足を着いたら一発中止です。

普通自動二輪なら

6秒台5点減点 5秒台10点減点…


という感じで1秒につき5点減点になります。


ポイントは3点


①試験では落ちるくらいなら駆け抜ける

②一本橋は3区間に区切る

③ニーグリップを意識してハンドルは軽く握るイメージ


①落ちるくらいなら駆け抜ける

 練習や教習などでは落ちないように出来るだけゆっくりと走ることを意識しますが本番で落ちてしまったら検定終了になります。


②一本橋は3区間に分ける

 約5mずつで序盤、中盤、終盤と分けます。

序盤は発進と段差が有りバランスが崩れます。なので速度は割と高めにして車体を安定させます。

中盤はリアブレーキを当て速度を落としたりクラッチを切って(握って)エンストしないようにしつつバランスを保ちます。

終盤は粘ることを意識します


③ニーグリップを意識してハンドルは軽く握る

ニーグリップを簡単に行うためにはつま先を少し内側に向けるだけで不思議と勝手にニーグリップになります。


ちなみに意識的に細い道を真っ直ぐに走ると思ってしまいますが30cmも幅があります。


ハンドルを左右に振っても結構余裕あります。バランスを取るのに体を傾けるのではなくハンドル操作とクラッチを繋いだりアクセルを開けて前への力をバイクに伝えると安定します。


ちなみに大型の場合だとタイヤが太いのと車体が重い分めちゃくちゃ安定します。

(と言っても一発試験で2回しか乗ってないのでしっかり比べてませんが…w)


というわけであまりバイクが詳しくない私が初心者向けに一本橋のポイントを説明しました。


はい。というわけで2回目の試験になります。

2回目だったので試験の流れは分かったので緊張も少し和らいでいました。証紙の4050円を払って受付します。


2回目も1コースの1番目でした

結論から言うと合格です。しかし減点箇所は教えてくれませんでした。写真撮影の時に点数のみ教えてくれます。ちなみに70点でした。ギリギリ…


前回の減点箇所を意識して走りました。

本当にそれだけです。


課題のスラローム、一本橋、波状路、S字クランク、急制動、坂道発進などは一発中止にならないようにする。

パイロンとの接触や一本橋から落ちること。エンストしたら駄目な場所でエンストする。などはしない!

一発中止になるくらいなら減点で良い!という覚悟で走るのがコツです。それぞれの課題についてはYouTubeで溢れるほど動画がありますのでそちらを参考にしてみるといいと思います。


大事なのは乗車手順や降車手順、法規運転、メリハリのある運転、などです。


結構ありがちな減点は左折のときに大回りしてしまうことなどです。



あとは速度が出せるところは出す。

トロトロとずーっと20㌔くらいで走っていて減点されたという話をよく聞きます。

しっかりと加速してカーブや交差点の手前ではしっかりと減速する。

こういうところを意識すると良いでしょう。


受かるためのポイントとしては


①コースを覚える

②法規運転を試験前にしっかりと体に叩き込む

③YouTubeなどで課題の走り方を覚える

④メリハリのある運転をする


という感じになります。


というわけで合否発表後に2050円の交付手数料を支払い写真撮影をして免許証が交付されました。




掛かった費用は試験手数料+試験車両使用料(4050円)×2回+交付手数料(2050円)=10150円でした。

1回で受かれば6100円で済みます(笑)

2.3.4回…と増えるごとに4050円加算されますが20回でも101250円+2050円で教習所に行くよりもお得に済みます。

自身がある方は是非受けてみるといいと思います。

分からないことが有れば是非コメント残して行ってください👍

本題というか難関の技能試験についてです。

ちなみに私は2回で合格しましたが初回は7人受けて合格者なし2回目も7人受けて私のみでした。他の日などは知りませんが2日間で1/14人ですので合格率は7%ですね…


大前提で話をすると1回目で受かる人はほぼ居ません。初見殺しポイントが何箇所かあります(笑)


試験は1コースと2コースの2パターン有ります。当日にどちらがきても大丈夫なように事前学習しておくことが必須です。

コース表は公式ページにてダウンロードすることが出来ます。

私はこのようにマーカーを付けて覚えるようにしました。

このコース表だけだと上からだけしかイメージ出来ませんのでYouTubeで「二俣川 大型自動二輪」で検索すると出てくる動画を見ておくといいと思います。(撮影禁止ですが何故か有りましたwww)


まず試験当日は長袖、長ズボンで試験を受けます。ヘルメット、手袋は持参です。プロテクターも付けますが貸出が有ります。


朝8時から9時の間はコース内を歩いて見学することが出来ますのでコースを覚える際や進路変更のタイミングなどはこの時に覚えます。


1日の流れとしては8時半から9時まで技能試験の受付が開始されますのでその前後の時間でコース見学します。試験開始時間は9時ちょい過ぎです。受付の時にコース表と出走順を指定された紙を渡されます。

(私は2回とも1コースの1番目でした)


普段はYZF-R25を乗ってますので重量も軽く170㌔でセパハンで試験車両は初めてのNC750は重量も220㌔くらいでちょっと高めのバーハンドル… 乗った姿勢は学校の椅子に座ったような感じですね…(笑)

そして何よりもウィンカーの位置…

最近のHONDA車はクラクションが上でウィンカーが下にあります。

いつものように…と思っているとプッ!と鳴らします()


というわけで試験車両が並べられると試験官の説明が始まり順番に試験が開始されます。


まずは慣らし走行で軽く走ることが出来ます。この時には立ち乗りや超低速走行や蛇行運転などは出来ません。あくまでもクラッチの感覚や車両の動かし方や体勢などの確認をしてください。多分変なことしたら試験中止になります。


自分の番になりましたら「氏名」「生年月日」「受験番号」をインターホンにて伝えて試験開始になります。


1回目の受験時から説明します。


まず乗る前に車両に異常がないか確認してからスタンドを払い後方確認して跨りリアブレーキを踏む。すぐにミラーを触りキーを回してエンジンオン。右後方を確認して右足下ろしてギアを1速にして右ウィンカーを出して左右後方確認してから発進


1コースなので外周を周りスラローム進入


パイロンに接触したら一発終了なので慎重にいきつつもしっかりとスロットルを回してステップワークで乗り切る。


波状路では立ち姿勢で課題に入る。

初めての波状路だったので要領が掴めないまま駆け抜けました。


一本橋では落ちたら終わりなので8秒台で行って10点減点くらいの覚悟で駆け抜けようと思い通過しました。


急制動は普通自動二輪の時ですらあまり苦手意識もなかったのですがCB400sfと違いフロントディスクはシングルで重量もあるので止まらないと思って速度をメーターで41㌔くらいにしてブレーキ!!

そしたら試験官よりやり直しと言われてもう一度急制動を行い45㌔でブレーキしてしっかりと止まることに成功して次に行きました。(結構制動力があるので45㌔で9.5mくらいで止まれます。)


坂道発進はさくっと成功して下りきって安全確認をして…


(無線…)「はい、減点が多くなりましたので中止です。発着点に戻ってください」



はい終わりました…


何が悪かったのかも全然分からず1回目の試験が終了。。。


自己採点では一本橋で10点?スラロームで5点?急制動で10点?安全確認??よくわからずに落ちているのが確定していますが合否の発表を待ちます。


合否発表の時に個々に呼ばれてどこが駄目だったのか教えてくれます。


駄目だったポイントはこんな感じでした。
坂道発進の後の徐行… こういうところが初見殺しのポイントになります(笑)

内容的には安全確認などでの減点が無かったのがかなりポジティブになれる要素でした。試験の1週間前くらいから法規運転を意識していたのでその点での減点が無く修正出来るところが多かったので2回目で受かると確信できました。

次に行きます。

まずは簡単に大型自動二輪を取得しようとした経緯を説明しておきます。


2022年の夏に原付スクーターにて50㌔で走行していたらスピード違反で捕まりゴールド免許が剥奪されました…

そして「30㌔で走行してたら逆に危ないし怖い!また捕まって違反金を払うのも嫌だ!嫁に怒られるし無理!」ってことで2023年の1月に普通自動二輪を教習所を利用して取得いたしました。


すぐにYZF-R25を購入し道志や箱根や宮ヶ瀬などバイク乗りの集まるスポットにたくさん行きバイクライフを楽しんでおりました。


しかし隼やZ900RSやCB1300sfなど大きなバイクを見ていたらそりゃ乗りたくなりますよ…(笑)

バイク屋や中古バイクのサイトを見ていても400ccまでしか選択肢が無いですし…


教習所で大型自動二輪を取得する場合約11万円程掛かります。


普通自動二輪を取得するのに約10万円くらいとバイクも購入し嫁には大型自動二輪の教習を受けたい!!なんて言えるはずもなく…


というわけで大型自動二輪の一発試験を受けようと思い決心しました!


ここからが本題になります。

(普通自動二輪を既に持っている人向けです)


簡単な流れを説明します。

適性試験→事前審査→別日に技能試験(70点以上)→即日交付というざっくりした流れです。

普通自動二輪がない場合は技能試験合格後に応急救護があるとかないとか…



まずは予約もなしに午後1時から1時半の間に試験場に行き受付をして事前審査というものを受けます。


必要なものは免許証と4050円(試験料と試験車両の使用料)と証明写真です。免許証が有れば住民票や印鑑は必要ありません。


適性試験は視力検査(両目で0.7以上)です。

事前審査はバイクの引き起こしと8の字の取り回しです。事前審査はNC750を使用しますがエンジンガードが付いているので簡単に引き起こしは出来ます。

事前審査に合格すると技能試験の予約するための方法が書かれた紙と申請用紙を渡されます。

予約は画面の案内の通り進めれば出来ると思います


次は本試験日の流れや注意点などを説明していきたいと思います。