当時、付き合っていた彼氏と二人で観た映画です。

終戦記念日が終わる頃になって、ふと思い出しました。


当時の彼氏は、僕より少し年下で、お付き合いさせてもらった人の中で最もイケメン(かつ背は少し低いけど大きかった(#^.^#))な人だったのですが、性格的に合わないところがあり、しょっちゅう喧嘩して結局別れちゃいました。

まぁ、そのお陰で今、素晴らしい相方がいるんですけど。


話がそれましたが、「この世界の片隅に」はじんわりと心に染みる映画で、数年経った今でもあの時の感動をよく覚えています。

映画の後、しばらく余韻に浸ってからお互い感想を伝えあいました。

彼曰く「日本人が戦争の被害者だという認識はなかった。日本人でも戦争の被害を受けた人がいるんだね。」


そう、彼は日本生まれの日本育ちですが、北朝鮮国籍で、日本人は加害者であるという教育を受けて育ったんです。

かなり衝撃的な一言でした。


平和の尊さや戦争の悲惨さを伝えようとする報道は多いと思います(もちろん重要なことです。)が、太平洋戦争に限らず15年戦争において、日本人が加害者であったということを伝える報道は少ないように思います。

事実は一つであっても、見る角度によって、その見え方は違ってきます。

日本の侵略戦争だったと見ている他国民が沢山いることを強く認識し、それを受け入れる必要があると思います。


受け入れることにもし抵抗を感じるとしたら、それは教育の影響だと思います。

子供の頃に学び、自分の価値観や物の見方の枠組みとして確立されたものと、異なる価値観や物の見方の枠組みを、大人になってから受け入れることは難しいことだと思います。

ロシアでは愛国教育が強化されていると報道されています。

その教育を受けて育つ世代が心配です。


朝鮮半島のような分断国家にならず、太平洋戦争後78年間、戦争をしていない平和で豊かな国に生まれ育った幸せを有り難く噛みしめながら、後世の世代にも、この平和を引き継いでいかないと、と改めて感じています。


(今日の記事は賛否が分かれる内容だと思うので、申し訳ありませんが、コメント欄は閉鎖します。)