ある雑誌で「幸福度ランキング5年連続世界一位のフィンランドのライフスタイル」という記事を読みました。


幸福度ランキングとは、

・一人当たりGDP

・社会的支援

・健康寿命

・人生の選択の自由度

・寛容さ

・社会の腐敗度

・人生評価/主観満足度

という要素の客観的数値や質問調査を基に総合的な幸福度を測り、国連が発表しているもので、日本は2023年は137ヵ国中47位だそうです。


極めて主観的なものである「幸福」を数値化できるの?

各国1000人ぐらいの人に回答してもらっているようですが、その1000人はどうやって選んでいるの?

など調査に対する疑問は思い浮かぶものの、素人の僕には調査の正確さのほどはわかりません。

都道府県魅力度ランキングなど、ランキングものに通じる疑問ですね。



話を戻してフィンランドです。

記事にはフィンランド社会の良い点が色々書かれていましたが、その中で「相互信頼が高い」、「寛容さ」という点が良いなーと感じました。


フィンランドは高福祉高負担の国ですが、「相互信頼度が85%と高いため、「税金は社会と自分に返ってくる」という安心感がある」そうです。

今の日本で、こう思えている人がどれくらいいるんでしょうね……

僕もしょっちゅう「税金が高いー」「社会保険料が高いー」とブーブー文句を言っていますf(^^;が、冷静に考えると、学校で必ず教育を受けられること、病気になっても低額で医療を受けられること、警察等により社会の安全が保たれていること等々沢山の恩恵を受けていますね。


また、「フィンランド人は自分らしさを大切にする分、他人にも寛容で、皆バラバラに自分の好きなことをして社会が回って」いるそうです。

話が少し飛躍しますが、日本の同性愛を巡る報道をみていると、推進派、反対派ともに寛容さが欠けているように常々感じています(議論そのものは詳しく承知していません。あくまでも報道をみていての感想です。)。

僕は、同性婚を認めてほしいと思っていますが、同性愛が嫌いという人の考えを変える気持ちや、そうした人の発言を取り締まる気持ちはありません(責任ある立場の人の言動や明らかな差別には反発しますけど。)。


一番良いなーと感じたのは、「フィンランド人の大半は「太陽が出て、ご飯が美味しくて、大切な人がいれば、それで幸せ」と感じます。」という記述です。

誰かと比較したり、過去や将来の自分と比較したりせず、今の生活に幸せを見いだすこと。

現状満足=現状維持と捉えると、向上心の稀薄さにつながるようにも思いますが、向上心はハングリー精神から生まれる、という発想自体が古い考えなのかもしれません。

記事を読んで自分を省みると、「hayatoと一緒に過ごすこと」が今の一番の幸せだと思いました。

明日も、一年後も、さらにその先までずっとこの気持ちでいられたらいいな、と思います。