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こんにちは、絵本好きな主婦
なおたん です


今回は、不思議なキャラクターと世界観が人気で、たちまち多くのファンを獲得したと話題の絵本シリーズの1冊を読んでみました




きょうはパーティーのひ~クネクネさんのいちにち~

樋勝 朋巳/文・絵
福音館書店
40p、26×26cm


対象  4歳~




あらすじ

クネクネさんは、パン屋さんです
お店には、いろいろなお客さんがやってきます
クネクネさんは、この仕事をとても気に入っています


シマシマ模様の品物を売る店の店長さん、
ブティックシマさんに
お店の7周年パーティーに招かれます


パーティーの日の朝、
クネクネさんはお祝いのパンを焼いて、
パーティー会場へ向かいます


その日は、風が強くて色々なものが飛ばれてきて………

クネクネさんは、パーティーに遅れそう!



独特の絵と世界観でファンも大勢いるクネクネさんシリーズ
ハラハラドキドキしながらも、心がじんわり温まる絵本





じわじわ染みる温かい世界

以前から読みたいと思いつつ、なかなか読む機会がなかったクネクネさんシリーズを初めて読みました


こちらは、シリーズ第3弾だそうですが、
シリーズの他の作品を読んでいなくても十分に楽しめました


まず惹かれるのは、絵でしょうか
こういう雰囲気の絵、私は好きですねぇ


なんとも言えない、ユルくて不思議な感じです
キャラクターグッツがあったら、ついつい欲しくなってしまうタイプのキャラクターたちです
絵を細かく観察するだけでも楽しいですね



クネクネさんは犬っぽいけどどうなのかな?

なぜフラフープを持っているのかな?

みんな髪型が独特なのはなぜかな?

フルーツ兄弟が手にするフルーツは、なぜいちごとスイカなの?


などなど、なぜ?が頭を支配し、
その不思議な雰囲気に気を取られてしまいます


でも、謎は謎としてそのままにして
何度もページをめくるうちに、
じわじわとストーリーも心に染みてきます



みんなが親切な世界であることに気づかされます

おいものパンと豆のパン、どちらを買うか決めかねていても、静かに待っていてくれたり


風に飛ばされた看板をわざわざお店まで届けたり


なかなか来ないクネクネさんを迎えに来てくれたり


とにかく親切と優しさに溢れた世界なんですよね

そして、その優しさが、押し付けがましくなくて自然なところも素敵です



無理して良い事をしてやろうという力が入っている親切心ではなく、

相手のことや周りのことを考えたら、こうしてあげたら嬉しいんじゃないかなぁ?
助けになるんじゃないかなぁ?
と思うことをやっているように感じます



また、自分の負担にならない範囲でやってあげているというのもポイントです



相手のことを思って行動するって
口で言うのは簡単ですが、
本当に難しいことですよね


そして、自分の出来る範囲のことを
気持ち良くするって言うのも難しいのです

つい、よく見られたい欲に駆られて
頑張ってしまうんですよねぇ


相手も自分も気持ちよく、気を使わせずに
助けたり助けられたり出来る
温かくて幸せな世界が
クネクネさんの住む町にはありました

ある意味理想の世界かも知れませんね


読んでいるこちらも、じわじわ癒され幸せな気持ちになれる素敵な絵本だと思いました


ではまた次回
なおたん でした(・ω・)ノシ


 
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