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こんにちは、絵本好きな主婦
なおたん です

だいぶ寒くなってきて、冬が間近に感じれてきました 
今回は、そんな冬の寒い森の中でのお話です



ながいながいよる

マリオン・デーン・バウアー/文
テッド・ルウィン/絵
千葉茂樹/訳
岩波書店
32p、29cm





あらすじ

雪が積もった暗く寒い森の中
動物たちも凍えながら過ごしています
太陽がいなくなって、ずいぶん経ちます


カラス、ヘラジカ、キツネが
それぞれの方法で、
太陽をさがしに行きますが、
太陽は見つかりません


そこに1羽の小鳥があらわれます

自分より大きく強そうな動物たちが
太陽を見つけられなかったのに
一体誰が太陽を見つけるのだろう?


そこで風がささやきます
それはあなたよと


どうすればいいか分からない小鳥ですが、
自分の得意なことで
太陽を見つけようとします

それは、一生懸命に歌うことでした

さて、太陽は現れてくれるのでしょうか



自分の持ち味とは?

画面いっぱいに書かれた動物の絵が、
迫力があり素敵な絵本です

アメリカ自然史博物館の方に
イラストをチェックして頂いたようで

リアルさにこだわったことが伺えます

1ページごとに絵をゆっくり味わいながら
何度か読みたい絵本だと思いました



どことなく、北風と太陽を思い出すような
話なのですが、
劇にしたら面白そうな感じです

カラス、ヘラジカ、キツネ、小鳥と、
それぞれになりきって
セリフを言ったら楽しそう
 


お話のテーマとしては、
個性をいかすとか、
みんなそれぞれに役割があるんだよ
みたいな感じなのかなと受け取りました


それぞれに与えられた役割を
全うしないといけないし、
そこからは逃げられないというようなこと
を思いました



昨今日本でも、個性を重視した教育や、
特性をいかした働き方などが
話題になっています


確かに一人一人を尊重し、
みんなが力を発揮出来る世の中は
素晴らしいでしょう


でも、自分の特性とか個性って、
自分じゃなかなか気づけなくないですか?
ある程度比較対象がないと
分からないんですよね


このお話の中だと、
カラスは高く飛べる力とかたいくちばし
ヘラジカは、丘まで走れる足と強い角
キツネは、匂いを探す能力、穴を掘る前足、何でも咥えるキバなど


それに比べて小鳥は何が出来るの?

自信を失いそうなところですが
小鳥は好きなことを知っていました



得意なこと好きなことって
特に意識せずに簡単に出来てしまうので、
自分の中で印象が薄い場合があります


子どもの時は、好きとか得意が感覚的に
分かっていたんだろうけど、

大人になるにつれて、
色々なものに覆い隠されてしまって、

自分の内側と対話しないと 
分からなくなってしまうんじゃないかなぁ


私の持ち味ってなんだろう? 
って考えてグルグルしちゃって
結局分からなくなったなんてありますよね


そんな時は、
小さな好き探しの練習をしたり、

過去を振り返って、
そういえばなんだか続いているものを
考えてみたり

そんな事のくり返しの中で、
自分の特性や個性、
好きなことに気づけるのかも知れません
 

人と同じようにやろうしても、
滲み出てしまうのが個性
という人もいますし

どんなに枠に入れようとしても、
そこからはみ出てしまうのが個性
と表現する人もいます


とにかく、自分では気づいていなくとも、
必ず備わっているそれぞれの良いところ
があるものです

せっかくなら、それをいかして
誰かの役に立つような生き方を
したいものです
 
自分の持ち味、ちょっと立ち止まって
考えてみようかなw


ではまた次回
なおたん でした(・ω・)ノシ



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