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こんにちは、絵本好きな主婦 
なおたん です

今回は、秋に読みたいお話
ワシントンD.Cの公園を舞台にした
リスが主役の絵本です



ドングリさがして

ドン・フリーマン&ロイ・フリーマン/作
やました はるお/訳
BL出版
32p、24×28cm


対象   5歳くらい~



あらすじ


灰色リスのアールは、
公園の木の上に住んでいます


公園の芝生が、落ち葉で覆われる頃、
アールは夏に隠した大きなドングリを
探しに出かけます


あれれ?うめたのどこだっけ??

そうそう、並木道の向こう側だ!


大通りは何やらパレードの準備中だけど……
大急ぎで突っ走ります


この辺にうめたはずだけど?
と思う場所では、
男の子が土を掘っています

あっ!ぼくのドングリだ!!

さぁ、アールはドングリを手にできるのかな?



リスの仕草にほっこり


紅葉シーズンに、ぴったりな絵本です
生き生きとしたリスの仕草が
鮮やかに描かれています


舞台になっているアメリカでも有名なラファイエット広場
公園や大通り、ホワイトハウスなど、
きっと訪れたことがある人も
沢山いるのではないでしょうか?


残念ながら私は、雑誌やテレビなどで
みたことがあるくらいです
きっと整備された綺麗なところ
なんでしょうね


人も交通量も多そうな場所に
どのくらいの灰色リスがいるのか
分かりませんが、
リスが居る公園なんて素敵ですよねぇ

まぁ日本の公園とは、
広さも規模も違うんだろうから、
動物たちの都会のオアシスなのかな?
なんて思いながら読みました


リスの視点で描かれた絵は、
アングル低めから人間界を見ています
車の車輪、革靴にハイヒール、パレードの人々……
足元を気にしている人は誰もいません


そんな中、クラスメイトと公園に来ていた男の子は、
アールを目に止めて話かけてくれます


本文より抜粋
   「これが、ほしいのかい?」
   「いいとも。もっていきなよ」

   「じゃあね」
   「もう、いかなくちゃ。いつか  またあおうぜ!」



短い会話ですが、リスとの会話とは
思いませんよね
普通の友だち同士のやり取りみたいです


大人になると、色々しがらみもありますし、人を見た目で判断したり
よく知らない人のことは色眼鏡でみたり


なかなか、すぐに友だちみたいに話たりは出来ないものです


でも、子ども達はなんのためらいもなく、
話かけたり、かけられたり
一緒に遊んだりして
すぐに友だちになれるんですよね


羨ましいというかなんというか
見習わなくちゃいけない部分だなぁと思います


頭では、差別や偏見はいけない
なるべく色々な人と仲良くしよう
と思っているけど、実践は難しいです……
特に私は人見知りなので尚更です


もう少し気軽にコミュニケーションが取れる、
オープンマインドな人になりたいもんだなぁ  
と反省しつつ、

こんな風にその時々で、
気づきを与えてくれるのも
絵本の良いところだと改めて思います



この絵本は、あるハプニングがあり
未完成だったものを
作者の死後30年を経て、
息子さんが完成させ
出版したという珍しいものです


巻末にその理由が書かれているのですが、
ここでは伏せておきます
気になる方はぜひ手に取ってみてくださいね


ではまた次回
なおたん でした(・ω・)ノシ



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