今年は昭和100年、昭和時代を振り返ってみました
福田屋は昭和20年5月の空襲で被災しましたが着物と下絵は埼玉の久喜市に疎開させていて無事でした
しかし、その着物も戦後に食料と換えてしまい手元には残っていません
疎開した時、祖父は既に70代で商売は辞めたつもりでしたが、業界の方々に励まされて昭和23年に疎開から戻り再開します
こちらの帯は昭和20年代後半に祖父が作った帯で、平成になってお客様から譲って頂いたものです
中央に牡丹唐草の織帯、左右に無地と有平縞の染帯を剥ぎ合わせたものです
70数年振りにリバイバル製作しました
無印と縞は左右を入れ替えで作りました
大阪髙島屋で開催中の「東西名匠老舗の会」でご覧頂けます