アナとエルサは小さい頃から現在に至るまで、それはそれはつらく厳しい思いをして、力を合わせてなんとか乗り越えてきました。
でも考えてみてください。
一体なぜ姉妹はそんなにもつらい思いをしなくてはならなかったのか?
原因を考えると、まずぶち当たるのが二人の両親です。
イドゥナ女王とアグナル王です。
ことの発端はエルサがアナの頭に魔法を当ててしまったこと。
これは子供同士で遊んでいたら多少起こり得る仕方のないアクシデントだったと思います。
両親が日頃から「パパとママのいないところでは魔法を使ったらいけないよ」などと指導していても、子供なのでこっそり使って遊ぶなんてことはあるだろうし、
そこはあまり責められません。
私が問題視しているのはそこではなく、
トロールの助言、予言を聞いて勝手な解釈で行きすぎた判断をしたことにあります。
これは本当にひどい。
もっと言うとアナの記憶を勝手に書き換えたトロールも酷い。
今回は大事にならずに済んだのだから、
アナとエルサにはキツーく言い聞かせて、二度と同じことが起こらないように指導するだけで良かったはず。
力を押さえつけるのではなく、コントロールできるように家族で試行錯誤していくのが正しいやり方だったはず。
まるでいつまでも我が子の障害受容ができない親のように、叩けば治るブラウン管テレビみたいにひたすら厳しくしていては、子供が苦しむだけなのである。
アナもエルサも子供らしい子供時代を過ごしながら、たくさんの大人と関わりながら生きる権利があった。
それを全て取り上げ、子供同士すらも敵対してしまうような環境に押しやった。
エルサを心配するふりをしているようで、実際にはエルサの性格さえ正しく理解していなかった。真面目に考えていなかった。
エルサは真面目な子で、優しい子で、プレッシャーを感じやすかった。
アナにたった一回魔法を当てただけで、もう誰に言われずとも十分に魔法は危険になりうることもわかったはずなんだ。
アナは寂しがりやで、エルサが何より大好きで、言葉を介さずともエルサのそばに寄り添える子なんだ。エルサが傷ついてるのに無理に魔法を使わせたりしない子なんだ。
悪いけど両親より私の方が
姉妹に理解があります。
なぜなら100万回視聴済みなので。
アグナルとイドゥナはエルサの力にばかり気を取られ、エルサの人格を無視した。アナの寂しさを無視した。
二人に大丈夫と言ってあげなかった。
安心させてあげなかった。
エルサとアナは大丈夫と言ってほしかったはずなんだ。
何があっても絶対に大丈夫だと。
悪いことは起きないんだと。
なんでそう言ってやらなかった。
なんでエルサを脅威だと決めつけて、
エルサだけに責任を押し付けたんだ。
なんでアナに説明してあげなかったんだ。
だんだんムカついてきたな。
心底腹が立ってきた。
何もかも勝手に決めてしまうんだ。
その皺寄せは全て子供達に行ってしまった。
二人揃って船に乗ってしまうんだ。
どちらか一人でも城に残って、
子供達と一緒にいてあげないといけないはずなんだ。
心配するふりだけだ。
エルサとアナに一度でも決めさせてあげたことがあるのか甚だ疑問だ。
でも、それでも…
私はやっぱりそう思うけど、
アナとエルサにはそんなこと考えて、
両親へ憎しみを抱いたままでいてほしくないんだ…。
もう和解できないほど遠いところへ行ってしまった人に、今更憎しみを抱いてほしくないから…。
姉妹の人生をむちゃくちゃにしたのは絶対にあの両親だけど、そんなこと気づかずに愛してるままでいてほしいよ。
だって、その方が幸せなんだから…。
二人はお互いがいれば幸せって思えるようになったんだから…。
そう思えるまでに、たくさん苦しんできたんだから…。
悲しくなってきたぁ……。
悲しくなってきたのでおしまいです。
ようやくわかりましたね、読者の皆様、
鬱に理解がないのは本当は誰だったのか……。
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