妄想⚠





楽屋では翔ちゃんと相葉ちゃんとニノと潤がホワイトデーをラインで考えてる。

俺はデートの場所をどこにするか考えてた。

焼き肉は行った。イタリアンも行った。他にどこがある?

YOUも俺もあんま食わないし…あ、変装してるならどこでもいいよな♪

う〜ん?焼き鳥屋とか2人でカラオケ?最後はいつものバーがいいな♪

さっそくYOUにラインした。

『ホワイトデーのデート焼き鳥屋とカラオケとバーはどう?』

『いいよ』

『変装するけど』

『うん♪楽しみにしてるね♪』

ふふっ♪楽しみにしてる♪だって〜♪

翔『智くん顔直して』

和『そろそろ呼ばれるよ』

雅『なんかおーちゃん楽しそう!』

潤『みんな仕事モードになって』

智翔雅和『はーい』

今日は3本収録があるし体力勝負だ。

YOUは俺らの番組は録画してるからみっともないとこは見せたくない!頑張るぞ!

「ただいまぁ〜」

「おかえり♪智♪お疲れ様♪」

「YOU〜♪疲れたぁ〜♪」

俺が何も言わなくても一緒に風呂に入って、頭からつま先まで洗ってくれた♪

お湯に浸かってYOUを見てた♡

相変わらず白い肌に長い脚から尻のライン。尻から腰のくびれ。痩せちゃったから小さくなったけど俺の手になじむおっぱい。

それと、伸びてきた髪の毛♪

ぜんぶ俺のもんだ♡

「智?上がるけど、のぼせてない?」

「俺も上がる〜♡」

髪と躰を拭いてもらって髪を乾かしてもらって部屋着を着せてくれた。

YOUが顔に色々塗ってる間にYOUの髪を乾かした。

一緒にリビングに行くとすぐ冷たいビールを渡してくれて数種類のツマミが並んだ。

「残していいからね?」

「うん♪美味っ♪」

「明日の仕事は早いからね?」

「うん♪…デきない?」

「1回なら////」

急に照れるの可愛いー♡2つツマミを食べてビールも3本目を飲み干して、YOUを寝室に抱っこで運んだ。

俺の首に両腕を巻きつけてくるのがまたなんとも可愛い♡

さて、1回なら、濃ゆい1回にス る〜♡

途中で上に乗っかったYOUに搾り取られるように イ かされたけど。

あまりの気持ちよさにそのまま眠った…。

少し眠いけど早朝からロケだ。

屋上は寒かったけどなんとか終わった。

もう真っ暗じゃん!

楽しかったけど。

急いで着替えて風季の車に乗り込んだ。

「そんなに慌てなくてもまだ早いですよ?」

「明日はYOUとデートだからな♪」

「くれぐれもバレないように…」

「おじさんの変装だから大丈夫だって」

はた目には熟年夫婦にしか見えないぞ?

デート当日、おじさんの変装じゃなかった。

俺は…ギャルになってた。

「YOU?」

「同じ変装だとバレるから」

「スカート?スースーする…」

「タイツはく?」

黒いストッキングのぶ厚いのをはかされた。

ホントはスカートじゃなくて短パンがスカートみたいに見えるやつ。

化粧もバッチリされてタレ目がツリ目になってるし…自分でもイケてんな(笑)。

YOUも俺と同じヅラと化粧でバッグと靴だけ色違いの双子コーデだ。

YOUはめちゃくちゃ可愛い♡

「ナンパに気をつけてね?」

「YOUが断ってくれ…」

「なるべく高い声でね?」

「頑張る…」

前みたいに踵が高くないし履きやすい靴だから脚は痛くならないだろう。

それに、女同士なら手も繋げる♡

まずはカラオケで飲み放題で歌いまくった。いい感じに酔ってきたぁ♪

次は入ったことのない焼き鳥屋でYOUと焼き鳥をツマミにビールを飲んだ♪

最後は俺の行きつけのバー♪

テキーラを頼んで何杯目かで記憶がなくなったけど自分のベッドで起きた。

シジミの味噌汁飲んでコーヒー飲んでタバコ吸いながらボーっとしてたらいつの間に来た風季に仕事に連れてかれたぁ!

「夜と朝のハグとキスもしてないのにぃ」

「私が来る前に済ませてください」

「むぅ…」

だって、酔いが残ってたんだもん!

YOUが渡してくれた梅干しを食べて水を飲んでたら局に着いた。

梅干しのオニギリをウーロン茶で食べてトイレ行ったら落ち着いた。

もちろんYOUが持たしてくれたものだ。

俺の海ロケはキャンプに切り替わった。

予算の問題なんだろう。

日本一周もまだしてねえのに。

なんて、文句を言える立場でもない。

もらった仕事をするだけだ。

まあ、趣味がもう1つ増えたからいいか。

ヒマなときはヒロシさんのYouTubeを見た。

ランプをネットで5つ買った。

自分が思ってるよりハマったようだ。

「智、熊の出ない山と南の島、どっち?」

「へ?」

「智はどっちが好き?」

「そりゃあ南の島だけど…?」

YOUの貯金は増える一方で俺のための土地や家を買いたいらしい。

「YOUのために使えよ」

「私は智と一緒だから私のためなの」

「俺にもプライドがある」

「じゃあ、共同経営者は?」

なんの経営するつもりだ?

YOUは俺が泊りがけでも行く南の島の土地を購入して家を建てると言う。

更にリゾートホテルを建ててオーナーになれば副収入が入るとも。

「俺、副業ダメなんだけど」

「だから名前は私なの」

「上手くいくかなぁ?」

「じゃあ、都内にアパートを建てよう」

なんか、トントン拍子にことが決まった。

YOUと俺が住む平屋には桟橋があって小型のクルーザーを停泊できるようになってる。

家は平屋だけど俺のアトリエが半分を占めてゲストルームも2部屋ある。

他はトイレと風呂と台所と居間と寝室だけ。

「居間に縁側ほしい」

「なんで縁側?」

「智と猫と日向ぼっこするの」

「初耳だな」

嵐が休止の最後の年、俺は本業で手一杯で、南の島や都内のアパートのことはYOUが1人でしてた。

2020 1/1

深夜に帰ってきたマンションに翔ちゃん、相葉ちゃん、ニノ、潤、斗真、チーフ、風季、圭吾が勢揃いしてた。

でも、YOUは?

YOUはどこにいるんだ?