妄想⚠
謎はだいたい解明されたことだし翔ちゃんと和くんと潤くんにこれからのことを聞いてみた。
和「ここに住んでいい?」
潤「もう大食らいじゃないし~」
翔「ダメかな?」
雅「どうしよう?」
智「んじゃ、買い物すっか」
俺は翔ちゃんと潤くんに、智は和くんに服とか靴を貸して5人で出かけた。
下着と服と靴と布団とカバーとタオルを買って大型タクシーに積んで帰った。
和室を3人の部屋にして下着と服と布団カバーを洗濯したり靴を玄関に置いて、ひと休みした。
明日から学校だし部活もあるから帰りも遅いことが多い。
心配なのは智も同じでルールを決めた。
【3人だけで敷地から出ない】
【玄関の鍵を持ち歩く】
【玄関に鍵をかける】
【スズメなどを獲ってはいけない】
【食材はお店で買った物を食べる】
今んとこ思いつくもんを紙に書いて壁に貼った。
翔は死んでることになってるし、生きてるのがバレたら大騒ぎになる。
和と潤は山猫だったし3人に戸籍はないから大人しくして欲しい。
雅紀と一緒に言い聞かせた。
和「掃除、教えて」
潤「レシピ見れば飯作れる」
翔「今は2人の家だから手伝いたい」
雅「庭で遊ぶだけじゃヒマかもね~」
智「パソコンは持ってくしな」
翔和潤「パソコン欲しい♪」
うっ…夏のボーナスで買えるかな?
とりあえず俺のパソコンで潤がレシピを見て翔がメモした。
雅紀のパソコンで和がゲームしてる。
あ、読み書き教えないと貼り紙の意味がないことに気が付いた。
五十音表と九九の表とノートとシャーペンを用意して仕事に向かった。
「帰りにドリル買う?」
「俺が買って帰る。雅紀は部活だろ?」
「大丈夫かな?」
「弁当もあるし翔が何とかするだろ」
2人にとって命の恩人である翔ちゃんは神様みたいだもんね。
仲良しだしケンカもしないと思うし。
あ、祠のお供えは3人でしてる。
自分達じゃなくて眠ってる動物たちの為にって。
基本は優しい子達なんだよね。
とはいえ、授業が終わって部活も終わると走って帰ったけど。
雅「ただいま~」
翔和潤「おかえり♪」
ふふっ♪可愛い♪…あれ?智はまだ?
ん~?漢字の読み書きのと、算数の計算のと、ノートとシャーペンとシャーペンの芯と…あ、靴置きを3つだな。
そういや庭で遊ぶって何して?
ボールは敷地の外とか隣の家に飛んでくからダメだし、バドミントンも羽が飛んでくもんなぁ。
あっ!これなら楽しいかな?
両手に大荷物で帰ると4人にお出迎えされて…ちょっと嬉しいかも♪
雅「智、遅いよ~」
翔和潤「腹減った…」
智「あ~すぐ手ぇ洗ってくるから」
荷物を居間のソファーに置いてスーツを掛けて着替えて脱いだシャツとか持って洗面所で手洗いうがいしてると賑やかな声が聞こえてきた。
居間に行くとドリルやらシャーペンやらを手に満面の笑みを浮かべた3人に俺も顔が綻んだ。
雅「先にご飯食べるよ~」
翔和潤「は~い!智、ありがとう♪」
智「ふふっ♪どういたしまして♪」
ビールを飲みながら雅紀と潤が作ってくれた美味い飯を楽しく食べた♪