妄想⚠








和の部屋でシャワーして髭剃って執事の格好して時計を見た。

まだ早いし飲むゼリーと水飲んでタバコ吸ってたら相葉ちゃんと松潤がノックもしないで部屋に飛び込んできた!

雅「おーちゃん!どこ行くの!?」

潤「香奈恵さんと入れ替わるから2人で出て行くって、聞いてないよ!」

智「…俺も初耳なんだけど?」

和と屋敷を出てくことを2人には漠然と話してた。

姉ちゃんと兄ちゃんと赤ちゃんが引っ越してくるのはホントだ。

それで1階の目に入るとこをリフォームすることになった。

智「次の年度末まで和は社長だぞ?それまでは出てけねぇだろ」

雅「なんだ~勘違いしちゃったよ~」

潤「結局、俺らの仕事はどうなんの?」

それは父ちゃんに聞いてくれ。



大野から電話が来てた。オレが仕事中は滅多に…いや、初めてかも?気になって電話したら工事の時間の話だった。

「そんなの大野が決めてよ」

「香奈恵様がお戻りになるまで終わらせるには夜まで工事しないと間に合わないそうです」

「待って?そんな長時間働かせるわけにいかないよ。交代制に出来ないの?」

「さすが和也様!気が付きませんで…」

「あと、皆の分の耳栓用意しておいて」

「畏まりました」

この時は大野に負担をかけてるって考えてなかった。

屋敷の皆にも大野が伝えてくれてるって思ってた。

大野に甘やかされるのは嫌な癖に大野に甘えてる自分に気が付かなかった。

義兄さんと社長の仕事して取引先に顔繋ぎして1日が終わる。

帰る気満々なオレに翔ちゃんが珍しくも慌てた様子で告げた内容に急いで屋敷に帰った。



2階の掃除してたら部屋とは別の工事の人と父ちゃんが打ち合わせしてた。

せっかく母ちゃん帰ってきたのに忙しくなって…また出てかれたら、もう戻ってこないんじゃね?

昼には終わって着替えて母ちゃん探してたら皆が集まってた。

シ「また工事ですか?我々に説明もないのはどうかと思いますけどね?」

パ「厨房はそのままとはいえ出入りは?裏口からですか?」

風「給仕の仕事はどうなります?」

斗「香奈恵様達が戻ってきたら?」

岡「とにかく説明して下さい」

大「工事といってもメインは壁紙の貼り替えと絨毯の交換です。家具や照明やドアも替えますが皆さんの仕事に支障のないようにします。給仕については伺ってみないとまだ…」

智「父ちゃん!?」

話してる途中で倒れた父ちゃんは意識がなくて顔色も悪かった…。

俺は父ちゃんの父ちゃん…じいちゃんに電話した。



大野が倒れたって。その原因はストレスだって。

…オレの責任だ。何でも大野任せにしてきたから。

「松岡さん、ごめんなさい」

「は?」

「不安にさせてたでしょ?オレが言わなきゃいけなかったのに…」

「これからでも遅くありませんよ?」

やっぱり…工事と姉さん達の引っ越しで屋敷の皆に対応できなかったんだ。

「給仕のやつら、どうします?」

「あ…」

オレが皆と食事するスタイルにしたから給仕が必要だったけど、智と2人で食べたら大野の仕事を減らすことになるって単純に思ってた。

だけど手持ち無沙汰にさせちゃった。

特に斗真と風間は不安になっただろう。

屋敷に着く前に姉さんに電話した。

「なぁに?寝てたのに~」

「ごめん、急いでて」

「用件は?」

「その、屋敷に戻ってからの食事なんだけど…」

「皆で食べるわよ?」

「絶対だね?気が変わったとか言わないでよ?」

「何かあったの?」

「今度ね?今はちょっと…」

「説明なら私の方が上手よ?」

「…後で、お願いします」

お見通しだったな…オレより社長に向いてるんだよ。

後継ぎ産むからって断ってたけど。

気合いを入れて車から降りたら見覚えのある執事が出迎えてくれた。