これが趣味!ってはっきり言えるぐらい好きなものや

時間を忘れるほど熱中できるものがある人は

それだけで幸福度が高いと思う。

 

わたしの趣味ってなんだろう。。。

 

考えても考えても、出てこないなぁ

で、気づいた。

たぶん無いわ。笑

 

周りには、わたしのことを料理が趣味の人間だと思ってる人もいるかもしれない。

 

でもたぶん違って

楽しんではいるけど生活の一部であって、趣味ではないと思う。

 

たしかに生活の変化でいろんなものを作ってきた(だって一応母だから)

キッチンで作業すること自体は、面倒だとは思わない質のようで

それはそれでありがたいのだけど

何か開発したりするわけではないし、

必要ではないものも、余分な回数も作らないし。

男子ふたりと暮らしているので、切っても切り離せない。

 

子供が小さい頃の離乳食作りも面倒ではなかった。

夫婦二人の時とは違い、煮干しで出汁を取ることを覚え、野菜を裏ごししたり

小分けにストックしたりも、割と楽しめたなぁ。

でもこれは趣味ではなく、子供への愛情だね。

 

長男が空手を習い始めてからは、スポーツ男子向けの料理にハマった。

師範や指導員に、何を食べさせるのがいいか、

どんな順番で食べさせたら強くなれるのか聞いて、結構一生懸命作ってた。

そのうち本を買うようになり、栄養についてのいろんな知識が増えるのは楽しかった。

 

そのうち次男坊も入門し、わたしも母親としての使命だと思って

ご飯やおやつ、作ってました。

おやつにおにぎり3個づつ食べてた時期あったな~こわいわ~

炊飯器、壊れちゃうんじゃないかってぐらい酷使してた。

バカでかい中華鍋で炒め物や揚げ物してて腱鞘炎になったw

そこからしばらくはバタバタと家事に追われ、

次男坊が高校3年のバスケ部が終わるまで、そんな生活だった。

 

そういえば次男坊といえばアレルギー体質で、

子供のころは軽いアトピーと花粉症でして。

その時期には薬膳の勉強し、どっかの民間機関の資格も取りましたね。

そこからさらに東洋医学に興味が出てきたと記憶してる。

(取っ掛かりは18歳のころにしてた化粧品屋さんで生薬の勉強する機会があった時・・・これもまた別途、思い出して書きたい)

 

そして次男坊は高校卒業後、会社の寮に入り週末しか帰ってこなくなり、

長男はお酒を飲むようになってきていたので、

今度は酒のアテばっか作るように。笑

 

おまけに息子ふたりとも釣りをするので

魚をさばいて綺麗に盛り付けするのが楽しかった。

 

同時期、週末婚状態だったパートナーも釣りが好きで料理も上手だったので、

釣りについて行っては、遅くに帰ってきて一緒に魚を下ろし、

夜中に晩酌・・とかしてたなぁ。。。

この頃から、毎年梅干しや調味料なども自家製するように。

 

今また、ここ数年はまた次男坊が空手に力を入れていて

世界大会選手に弟子入り状態。

30歳まではやり切りたいと言っていて、大きな大会にも出ている。

この辺りまで来ると、指導の受け方も食事もなんとなくや適当では済まないし、

さすがに人様に時間を使って頂いている以上、親としてわたしも

食事のことぐらいは引き受けないと。

だからアスリート飯、あれこれ考えながらやってます。

次男坊が30歳になって引退するまではやってあげたい。

 

それもあるけど、さらに自分の年齢など考え、最近は・・・

健康に気を使った食事をメインにしてて

家でのご飯は、なるべく添加物を少なく、映えは気にせず健康的なものを。

外食は好きなものを遠慮なく楽しむ、というスタンスが定着。

 

この30年間で、生活の変化でいろんな知識や技術は増えたので

ただそれを応用している感じ。

 

でもそれは趣味なの?って言ったらなんか違って、

必要に応じて、生活に合わせてるって言った方が正解な気がする。

どうせ死ぬまで食事は毎日するもんだし。

 

だから結論、わたしはお料理が趣味の人間ではない。

 

もっと言うと、趣味にならなくて良かったとさえ思っている。

もし料理が趣味だったら・・・

やりすぎて飽きちゃうかもしれないじゃない??

作って終わりじゃないので食べる人が必要で、でも無限に食べれる人なんていなくて

しかも、自分が出来栄えに満足したとしても、

食べる人の好みじゃないかもしれない。

それでも食べてもらうとしたら、それって押しつけじゃないのか?

しかも、美味しいって言わないといけない義務感が相手に出るかも。

それは申し訳ない。

 

SNSに上げることが目的になって、心の中で誰かと競ってしまうかも。

見せるためにもっとこうしよう、あぁしようって

本来の料理する目的から離れていってしまう気がする。

余分なお金使ったり、疲れたりしてそのSNSをやめてしまったり。。。

見てると意外といるよ?そういう人。

 

じゃ、飲食店やれば?っていう角度からのパターンもあるけど、

それが商売だったら、利益出すためにコストも考えないといけない。

毎日やらなきゃいけない。注文されたものだけを作らなきゃいけない。

・・全然楽しくないじゃん・・

 

ってことで極論、料理は趣味じゃなくて良かったったわ。です。

料理は生活のほんの一部っていうことで。

 

じゃ、他に楽しいことは?って言ったら・・・

 

仕事は楽しい。

分析したりするの好きだし、ルールを作るのも好き。

でも仕事は仕事。趣味とは別次元で頑張りたい。できれば一生ね。

 

若いころブームでゴルフ初めてみたが全然面白くなかった。

朝早いのも、家事を放って出かけると帰ってきた時うんざりするし、

寒かったり暑かったり、雨降ってたりしても行かなきゃいけないとか

地獄だわw

しかも成績かかってくるとなると、負けず嫌いのわたしは純粋に楽しめない。

練習にも時間使うし、当日は一日がかりだし、その後の飲み会まで入れたら、どれだけコントロールできない時間に縛られるだろう・・・

ま~向いてないことこの上無し、でしたw

 

キッチンツールやお掃除グッズを選んだり買ったりするのも楽しいかも。

でも、これも必要じゃないものを買ったり集めたりするわけでもなくて。

必要じゃないけど好きで好きで集めてしまう・・っていうのがきっと

趣味なんだろうね。

 

庭いじり?

う~ん、これも大したガーデニングなどしてるわけでもないし。

でも少しのハーブや薬味があると嬉しいし、春先には多少の花も植えてる。

草も生えるし手入れはどうしても必要だし、人目もあるのでやってる。

これも生活の一環だな。

 

あとは・・・

刺繡は一時期やってたけど老眼になってきたし、腱鞘炎もあるし

あと、自己満過ぎてやめた。

なんでこんなことやってんだろうってなった。

やめたってことは大して好きでもなかったんだろうね笑

今、針と糸をさわるとしたら、雑巾をざくざく縫ったり

ゴツくてかわいくない表紙の本にブックカバー作ったり

市販で気に入るのが見つからないと枕カバー作ったり

ま、これも生活の一部ですねw

 

あとは~・・・

昔アクセサリーのハンドメイドしてました。

気に入るものが売ってないからという理由で。

ここの石がもうちょっと大きかったら可愛いのに・・とか、

イヤリングじゃなくてピアスだったらよかったのに・・とか、

このペンダントトップをピアスに変えたい!とか、

行きつけのお店のボトルキープのチャーム作ったり。

自分のために作っていたのを、そのうちお店に置いたり、

友達の注文受けたりするようになったけど、

安価なアクセサリーがそこらじゅうで売られるようになってやめた笑

 

材料と道具はあるので、今はたまーに自分のピアスを作ったり

友達のプレゼントになにか作るぐらい。

作るの楽しかったけど、そもそもアクセサリー自体をごちゃごちゃ装着するの

好きじゃなかったわw

 

季節の手仕事。

春になると、庭のよもぎが伸びてくるのでよもぎ餅作ったり

スギナやどくだみも混ぜて、薬草茶作ったり

ハーブでチンキ作っておいたり、柚子胡椒作ったり。塩レモン漬けたり。

梅干しや梅酒、梅酢を漬けたり

先日山椒の実も収穫してちりめん山椒作ったけど、美味しかったなぁ

こういうのも大好きだけど、ほとんど春で、それも一時期にしかやることがない。

 

あとは、酒??

お酒大好き。

食事に合わせて、なにが合うかな~って考えるのも好き。

この歳できゃっきゃ騒ぐような、カオスな集団飲みはもうごめんだけど

友達とわいわい出かけるのも、さし飲みでとことん話し込んだりするのも好き。

息子と飲むのも、それはそれはとてもいい時間。

でも、趣味『飲酒』は。。。いやだな笑

 

・・・わたしには趣味がない・・・

 

楽しいと思ってたことすべて、ただの生活の一環やん。

 

仕方ないので、

逆に趣味がないことのメリットを、無理やり探すとするならば

『時間に余裕がある』ということかな?

収集癖もないので『空間に余裕がある』のもよいと思う。

予定を詰め込まないのでフッ軽です。

リスケが簡単なので、突発な用事にも対応できる。

 

時間がたっぷりあるときは、アロマで長風呂したり、

気分で、昭和の歌謡曲や若いころ好きだったバンド、洋楽などを聴きながら

掃除してる。

これも、別にやりたくなきゃやらなくてもいいわけで。

ゴロゴロ本読んでてもいいし、昼寝してもいい笑

 

大した趣味がないからこそ、生活に充てる時間があるし、

急に友達が飲みにきても大歓迎だし、

浅く広く、疲れるほどやらなくていいっていうのも、それはそれで良い事。

とても自由。

 

ちょっと無理やりすぎたけど、

趣味がないのもそれはそれでいっかな~って、書いていて思えてきた!笑

 

あと、わたしって割と目の前のことを楽しめる単細胞なんだね~w

 

最近は、ペットロスから抜け出し、ワンちゃんが欲しくなってる。

犬は自分の人生から切り離せないぐらい尊い存在なので、

保護犬のボランティアもいいなって考えてます。

昔、保護犬団体のHPをみて現実を知り、生活に支障が出るほど泣いた。

わたしにできることは何もないんだって絶望して諦め、HPは見ないようにした。

でも今は、自分なりの関わりかたもあるのでは?と考えてる。

 

この先、自分の年齢や生活も考えて、なにか好きなものや打ち込めれること、

さらにそれが誰かの役に立つようなことであるなら、

一つでも見つかると嬉しいなーって思ってます。