思い出すままに…十月十四日の祥月命日、家内と竜介の墓参りに行ってきた。 墓石に手を添え、軽く撫でる。 「竜介、元気でやってるか?」 遠い所へ行ってしまったが、笑顔いっぱいの息子が此処にいる。 生きていれば… 唇を噛み締める。 しぐさを、声を、逞しい体つきを思い出す。 おまえの無念を晴らすこともできず、真実を確認してやることもできない。 父親として、己の無力が情けない! 真実はいつか解る!