以前から
Q:慢性疼痛治療における目標と最終目標は?
A:慢性疼痛患者の痛みをゼロにすることは困難である。
痛みの軽減は慢性疼痛治療の最終目標の一つではあるが、第一目標ではない。医療者は患者の痛みの管理を行いながら患者の生活の質(QOL)や、日常生活動作(ADL)を向上させることを治療の目標とすべきである
・・という項目が大嫌いでした←
ざっくり言うと
「慢性の痛み治療の第一目標は、
痛みを0にすることでは無く、患者が痛みにとらわれず生活を送れるようになること」・・みたいな。
頭では理解できるんだけど
気持ちが反発する。
その理由について
今まで言語化出来なかったのだけれど
前記事で思いっきりネガディブを綴って
初めて分かった気がしました。
QOLとかADLって
他人から見ても分かりやすい。
痛みのため出来なかった○○が出来るようになった、と。
○○は「笑えること」だったり
「歩けること」だったり
「就労」だったり
でも、
「できるけど疲れる」しんどさって
きっと当事者にしか分からない。
私は今、
多くの医療職者、家族、周囲の人の支えのもと
日常生活は同世代の多くの人と同じレベルでできているし
楽しいことも幸せなことも沢山ある。
でも
だから慢性痛治療の目標達成かと言われると
今感じている
なお残る痛みとしんどさについて
目標達成後の贅沢、
わがまま、受容できてないと言われている気がする
そもそも
「痛みゼロを目標としない」
って
医療側の逃げじゃ無いの?と思ったりもする
・・
「現時点の医療では
痛みゼロにすることが叶わない」
が、
しっくりくるのだけれどな。
・・・