時は戻らない 夢は戻れる  | ♪ちひろの日記 with…♪

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♪CRPS type1(=RSD)と甲状腺がん。
二つの病と向き合い続けた記録です。結構壮絶だったと思うけど、振り返れば宝物とも思える日々☆彡
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今日は、ペイン主治医の最終診察日でした。

 

何か綴ろうと思いながら、画面を開いたまま、

焼酎(赤霧島)で飲んだくれてたけれど・・ロックグラス

 

日付が変わってしまう前に、

大急ぎで、今日の日記です。

 

 

先生のこの病院最後の外来日。

満を持して登場した大トリらしく、

アンコールにアンコールを重ね

長時間の雑談 診察となりました にひひ

 

 

 

私からは、先生に

「どんなに痛みが強くても、辛くても

たったひとつの笑顔があれば

たったひとり分かって下さる人がいたら

何とかやっていける、と教えていただきました」

 

とお伝えし

 

先生からは

 

「医者は患者さんに育てられます、ありがとう」

という勿体ないお言葉を頂戴し。

 

後は、

リハのカルテを読んでいただいて。

褒めていただいてニコニコ

もし今後、悪化した時にまず増やすべきお薬を教えていただいて。

 

 

 

 

・・あと何話したっけ?みたいな

この15年どんな時もブレることが無い

特段意味の無い雑談と冗談←べーっだ!

 

 

 

診察前は、きっと泣くに違いないと思っていたのに、最後に握手していただいた時にじわっと来た以外は、大丈夫でした。

きっと、謎のハイテンションだったのだと思います。

 

 

 

でも、帰宅後

夕食の準備をしながら涙が出て仕方が無かったです。

 

(今も)

 

先生には、ペインクリニック主治医として

専門医ならではの神経ブロック、内服の調整など

たくさんお世話になりました。

 

でも、今、思い出されるのは

しょーもない冗談とバカ話ばかり・・

 

 

先生が

「慢性痛の治療は、人と人のつながりですから」とおっしゃっていた意味が、ようやく分かったような気がします。

 

 

カルテを見れば、ブロックや処方ならば再現できる。

でも

なんとも言えない、診察の雰囲気だけは、替えの効かない、その人で無ければならないものだったんだなぁって。

 

PTさんは赤ワインのようなので、私は赤霧島で

 

 

そして、最後に、ご退職記念に

病院のロゴとお名前が入ったプレゼントと、手紙をお渡ししました。

 

 

「時は戻らない 夢は戻れる」

 

 

という、私の大好きな中島みゆきさんの詞を紹介して。

 

 

 

この言葉は、今の私に贈りたい言葉でもあります。

 

 

失ったものは色々あり

中でも「時」は取り返しがつかない。

 

 

けれども

昔抱いていた「夢」は取り戻せるはず。

形を変えてでも。

 

 

そんな想いを込めました。

 

 

高校生の頃、頭がボサボサの、まるで刑事コロンボのような町医者に憧れて医師の道を志した、という先生へ。

 

 

大学のロゴじゃなく、病院のロゴを選んで良かった・・

 

 

あ、日付が変わってしまっているあせる

まぁ、いいか。

 

 

 

 

先生が記載して下さった

最後の私のカルテの締めの一文は

「生活を維持されていて、活気あり」でした。

 

 

令和5年(2023年)3月28日。

感謝を込めて。