ここにある、慢性痛の定義
【慢性痛とは、その組織の通常の治癒期間を超えて続く痛み。簡単に言うと「痛みの原因となるようなケガや病気はとっくに治っているのに、痛みだけが消えずに続いている」状態を指します。】
の中の
「とっくに治っているのに、痛みだけが消えずに続いている」
っていう言葉を読んで、とても辛い気持ちになったのは私だけ?
難しい理屈はおいておいて、
「痛みが消えていない以上、治ってなんかいない」というのが
私の、患者としての実感です。
今の私は、正座と背伸びが苦手なこと以外、生活に不自由はなく、
フルタイム勤務も、
ダッシュ階段昇降も、(遅いけど(^_^;))、出来てます。
動きすぎやストレス、睡眠不足で痛みが強くなったり赤く腫れたり冷たくなったりするけれど、数日間で「いつのも痛み」に落ち着きます。
(いつのも痛み=
左足先から膝にかけて、骨を”コーン”と叩いたような(^_^;)、じりじりするような痛み。 VAS1-2で、生活に支障なし)
・・私の、今も残っている痛みを慢性痛、と言われるのは理解できます。
でも、「治っているのに痛みだけが続いている」といわれたら
まるで自分が嘘つきと言われたような、とても悲しい気持ちになります。
治ってるのに痛い、っていう言葉の残酷さに気付く医師はいないんだろうか。
ちなみに、国際疼痛学会IASPは
慢性痛を
「治療に要すると期待される時間の枠を超えて持続する痛み,あるいは進行性の非がん性疼痛に基づく痛み」
と定義しています。
わたしには、こちらの方がしっくりきます。
冒頭の定義はおそらく
一般の人にも分かりやすいように
言葉をかみ砕いて表現したんだよね。
私の場合では「捻挫は治ってる」って事だよね。
その意図は分かるけれど
医療の分野では、かみ砕くことが一般の人の誤解につながっていることも多い気がするのです。
言葉をそのまま読んだら「治ってるのにずっと痛がってるただの痛がりやさん」というレッテルが貼られそう・・
私が小さくなった左足のレントゲンを見て、
安定の骨萎縮に、
ある意味安心した気持ちになる←のは
私の痛みは嘘じゃない
っていう確認の作業なのかな・・・。
★おまけ★ 英語頑張ってる娘、「CEFR B1」達成 ♪