「女優」 | ♪ちひろの日記 with…♪

♪ちひろの日記 with…♪

♪CRPS type1(=RSD)と甲状腺がん。
二つの病と向き合い続けた記録です。結構壮絶だったと思うけど、振り返れば宝物とも思える日々☆彡
初めてお越しの方は、プロフィールを覗いていって下さいね♪

慢性の痛みの語り 医療者とのかかわり

***********************************

 

 

むかーしむかしのことじゃった ←

 

CRPSと診断されて間もないころ

同じ病気の患者さんのブログを片っ端から読みあさって、

確信したことが一つ。

 

 

「この病気、医療従事者に疎まれたら終わりだ。」

 

 

・・・

 

 

そして私は女優になることにした。

全力で、医療従事者に敬意・好意を示す。

 

学生の頃ほんの少しかじった心理学の知識も相まって、

「好かれていると感じてくれれば、こちらの依頼も通りやすくなるはず」という、ずる賢い計算もあったかもだけど(^-^;

 

 

とにかく、「先生」のお話をよく聞くのだ。

多少腑に落ちないことがあったとしても。

痛みが取れなくて文句のひとつも言いたくても。

分かってもらえないと感じても。

 

自分の伝えたい事は二の次にしてでも。

笑顔でうなずきながら傾聴することにした。

(我ながらめんどくさい患者だ)

 

 

・・・でも、そうこうしているうちに

 

 

最初は女優のつもり(演じていた)だったのが

いつしか、相手の言わんとすることを理解しようという気持ちになり

一専門家の意見として客観的に受け止められるようになり

そのうち、自分の伝えたい事との接点も見えてくるようになった。

 

 

アホな冗談も

ウザい語りも

痛みを取り去ることが出来ない無念と共に

帰宅後の私を支えてくれようとしてるから、と思えてきた

 

 

・・となるまで、半年ぐらいかかったかなぁ(^-^;

 

・・・・

 

 

医療従事者も人間。

(プロとして患者に接するのは当たり前として)

敬意をもって話されるか、そうでないかで、感情が動くことはある思う。

 

・・・・・

 

 

で、、、。

 

むかーしむかしは、

計算ずくで、女優のつもりで、気合を入れるために、診察室に入る時は深呼吸をしていたんだけれど。

 

初診から10年半が過ぎた今日この頃

「主治医の顔見た途端にホッとする」という現象が生じるようになり。

もはや、診察室は、舞台ではなく、舞台裏になりましたとさ (^▽^;)ゞ