naos (TGAStudio/MOTION-R) のTGA Staff Room

naos (TGAStudio/MOTION-R) のTGA Staff Room

制作プロジェクト「TGAStudio(Team Get Away)」代表&Rock Band「MOTION-R」リーダーnaosが、きままにTGA内外のことを書くブログです。

TGAStudio公式サイト http://tga-studio.com/

インディや同人等の音楽、Podcast等、各種コンテンツの制作を行
う「TGAStudio (TGA)」代表、そしてRock Band「MOTION-R」
リーダー&ベーシスト「naos」が更新しているblogです。

TGAStudioの話題や情報は勿論、自転車(GIANT DEFY2)や、
サッカー(サンフレッチェ広島&京都サンガFC)等スポーツの
話や与太話(笑)を、月数本ペースで書き連ねています。
(2012年04月現在)

【おことわり】
昨今のスパムブログへの対策として、下記の対策を致しました。
何卒ご了承ください。

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2015シーズンから2ステージ+プレイオフ。

Jリーグが「減少する10億円のスポンサー料」のためにJ1を改定する。

僕は全く納得していない。

なぜなら。

やれるべきことやってますか?
過去のテコ入れを総括していますか?

そして、中西大介って誰???

*****

ふらっとJリーグが見てみたい。様子はどうかな?どこが強いかな?

そう思った時、Jリーグ側はどれだけのプロモーションを行ってるだろうか。

「やべっちFC」は面白いよね。
BS見れればNHKで「Jリーグタイム」やってます。

以上。

YouTubeは?→翌週水曜日に各クラブがダイジェストをアップします
(中身はスカパーのマッチデーハイライトの再編集)

ニコ動は?→有志が上げてます(非公認)

土曜に佐藤寿人がバロッテリもビックリのスーパーゴール決めたって??(鳥栖戦)
見たい見たい見たい!!見たいけどどこにある??

日曜昼の時点でどこにも「公式画像」がないんです。

水曜日になるまで待たないとない。

これじゃ、噂にもならんでしょ。ニュースにもならんでしょ。

そして、見られてるのはファン・サポーター有志の独自画像です。

*****

このネットの時代に、速報性がまるでないのは何故ですか?
スカパーの視聴者増やしたい??
毎月3,000円払えって??

無茶言うなよ、が一般の方の反応では。

ちなみに2,580円でネットストリーミングは見れます。
スカパーオンデマンドで。

でも、特定のクラブの特定の試合だけ見たいのに月額払うの??
PPVは??→やってません

もうね、アホでしょ。

*****

1試合525円でPPVやるなら高値感はないでしょ。
贔屓のクラブだけ見たい人は月額との比較で見る。
贔屓のアウェイだけ見たい人なら割安。

どうして、そういうささやかなことすらやらないんだろ。
媒体も、スカパーオンデマンドとニコ動の両方でやれば、騒ぎたい人はニコ動、じっくり見たい人はスカパーオンデマンドで棲み分けできるじゃないですか。

あと、Jリーグラボで無料やったけど、各節1試合特選で無料とかして認知度増やすとか(ニコ動でもいい)、そのくらい「ネットで見ること」を認知させないと。
正直「ネットでJリーグ見られる」ことをどれだけ知られてるのか、現状ではとても疑問。

*****

ボタンの掛け違えですか??
何故事務局とサポが対立構造になったのか。
事務局・クラブ・サポが協力しないことには100年構想も何もあったもんじゃないのに、事務局がサポの話も聞こうとしないのは何故。

宇都宮徹壱さんの「徹マガ」でも記述があったけど(気になる方は有料メルマガなので是非ご購読を)、何故大東チェアマンはサポーターにビデオ出演して説明しないのか。
「やべっちFC」にちょこっとビデオ出演しただけでことを済まそうとしてるのか。
僕には全く理解できませんよ。

クラブの収入は減らしたくないので、後援会等への参加で考えますが、シーズンパス購入は正直ためらっています。この話が出る前は、来季松本山雅FCのシーズンパス考えてたけど。

*****

そんな中で、サンフレッチェ広島が、クラブ社長をモデルにしたゆるキャラ「こやのん」を押し出してきた。
不人気なサンチェとフレッチェのテコ入れが、なんと社長モデルのゆるキャラ。
発表記者会見はまるでプロレス的な台本があるような「真剣な笑い」。
社長の厳しい言葉に号泣するマスコットという画は新鮮。

そしてこのゆるキャラを徹底的に広報サイドがプッシュしたせいで、あっという間にこの話題はYahooニュースの見出しを飾り、上記「やべっちFC」は早速社長に「はーいやべっち」である。

クラブは頑張ってる。
川崎フロンターレなんかホームゲームは毎回面白い。
でも、その面白さを、リーグは拡散しようとサポートしてますか?
TVを見ないデジタルネイティブ世代にアプローチしようとしてますか??

安易という文字がとても見える。
万策尽きるまで努力した結果とは全く思えない。
だから僕は2ステージ制には反対です。
しばらく開きました。
理由は次の記事で書きます。

*****

後編です。
6月戦線、そして、コンフェデ。

*****

●不可解な采配は続く

3月の段階で「ほぼ決まり(得失点差が大きく、現実的には残り2試合連敗でも逆転される可能性は低かった)」だったとは言え、スッキリしておきたいホーム・オーストラリア戦。
徹底した堅守はザックを育てたイタリアンサッカーの伝統でもあり、現在の日本代表のチーム力を冷静に考えても、プレッシャーはかかるものの、そこまで難しいミッションではなかったとは思う。

しかし。
重圧は選手も、そしてザックにも重たくのしかかる。

そこでひとつめの選手交代。これが大きな問題だった。

「前田out栗原in」

いつもやっている交代策(例えば前田outならマイクin等FWの投入)なら、選手にもわかりやすい。
しかし、この交代は、「ベンチからのメッセージとしてはわかりにくい(イメージしにくい)」交代だった。

この交代は「今野を左SBに、長友を左SHに、香川をトップ下に、本田をワントップに」という意図。でも、僕がこのイメージを理解できたのは試合後。
プレッシャーと疲労で思考能力が落ちた選手たちに「伝わる交代」だったのか?と言われれば「NO!」と言わざるを得ない。

勿論、栗原勇蔵は入ってすぐフィールドで各選手に指示したと思う。
でも、過去の予選や親善試合で、この交代パターンは試してなかった筈。
例えば前田の代わりにマイク、遠藤保仁の代わりに高橋秀人なら、よく見かけた光景であり、どんな状況でもイメージしやすいと思う。
しかし、この難しい状況で4選手の位置を動かす采配は、僕には不可解。
理屈では勿論わかるのだが、選手が即アジャストできる采配ではなかった。

●川島永嗣への率直な疑問

そして失点シーン。
よく「アンラッキーだった」という評があるが僕は全くそうは思わない。

形骸的にこのシーンを記述すれば「内田は裏を取られ、川島は意表を突かれた」となる。
オアーのクロスは正直ミスキックだろう。狙いはクロスの筈。

でも、実際は、内田篤人が裏を取られたのは、本人よりその前の岡崎慎司の対応のまずさの影響が大きく(ここで内田は2選手のケアを強いられた)、裏を取られたとはいっても、身体は寄せてプレッシャーはかけている。このぐらいのシーンは最終予選以降のレベルなら起こり得る。

問題は川島永嗣の対応。
何故か、彼のステップの一歩目は「真後ろに足を運ぶ」いわゆる「自動車バック」だった。
重心が真後ろに動いてしまい、次の対応が遅れる「自動車バック」は、この場合絶対にやってはいけないステップ。

スポーツのステップワークの基本はサイドステップ…いや、こんなこと川島本人だって解ってる筈。じゃ、何故。
ビデオリプレイで気づいた「アメフットが専門」な僕の疑問。

「何故一歩目がこんなに遅いのか。遅くてしかも真後ろなのか。軌道の予測は?」

コンマ1~2秒。もう少し早く身体を開いてステップワークを始めていたら。
そのステップワークが常識のとおりに横、あるいは斜め後ろだったら。

多分何事も無く防げた軌道。
大学1部レベルのアメフットのディフェンスバックなら恐らく「キャッチにさえ行けた」軌道。
肝心のシーンでこの体たらくは何でなのか…これは彼のリエージュでの日々から検証する必要があると思うので、今回はここまでとしたい。

●でも、救われた訳で

本田圭佑という人は確かに「持ってる」。
でなければ、こんなPKなんてシーンは来ないだろう。
ただ、このPKで、「終わりよければすべてよし」状態にはなった。
予選突破。
その事自体はすごくめでたいこと。
代表の選手は勿論、すべての関係者の皆さんに感謝している。

ただ、この試合の後、フィールドで円になったとき。
長谷部誠を囲む選手たち。何かを話す長谷部。
キャプテンという立場なのに、何故かひとり舞い上がっていたのは気のせいだろうか。
重責は承知。
でもキャプテンがわれを忘れる姿は、それが予選というハイプレッシャーな試合だったとしても、ちょっと違和感のある、求心力を心配する姿だった。

*****

そしてコンフェデは、結果だけを見たら全敗。
嫌な予感は的中し、僕はザック解任に傾いた。
選手コンディションを軽視する監督は、どのスポーツでも僕は嫌いだ。
走れなくなった選手を見て、不憫さと怒りを感じていた。

ただ、協会の答えは続投。
そして東アジアカップで柿谷曜一朗というスターを見い出す。
トラップが職人肌、抜け出しは仙台時代の佐藤寿人にも似た鋭さ。
CFとしてはどうか?という疑問は残るが、ザックが柿谷を容認したのには興味を持った。
抜け出し系のFWとしては佐藤寿人がずば抜けているが、寿人は背負えるFWではない以上、柿谷に求めるものは多いのでは。

東アジアカップからは森重真人、山口螢、青山敏弘がピックアップされつつある。
モリゲこと森重真人はやっと日の目を見た印象。3バックのセンターもできる。攻撃も鋭い。
ホタルこと山口螢は運動量と守備。ボールを狩る(奪取する)動きは若手随一。
トシこと青山敏弘はパサー。縦パスの脅威はヤットを遥かに超える。アメフットのQBタイプ。ゴール前にも詰められるし、ミドル・ロングのシュートもある。

*****

解任の時期はもう過ぎた。やるならコンフェデの直後だった。
だけど、多分僕はザックが監督のうちは代表をしらけた目で見ると思う。
早稲田OBが我が物顔で仕切り、代表で得た利益はJリーグに還元しない協会。
そして一般客向きに単純化されたサポのチャント。
もう、語るのもおっくう。

そんな3ヶ月でした。

ではこの後は2ステージ制や「こやのん」ビジネスについて。
ここ1年のサッカー日本代表(男子)の動きがおかしい。
そんな話を、2回に分けて書きます。
まずは昨年から今年春まで。

*****

昨年6月。
ブラジルワールドカップ最終予選の序盤3試合は上々だった。
僕の予想以上に他を圧倒する結果。
ただ、これが後に「アドバンテージ」と「ディスアドバンテージ」の両方をもたらした。

●代役不在…不可解だった「メンバー固定」

この最終予選の前から、僕がザッケローニ監督(以下ザックと略)について、ひとつ引っかかっていた点があった。
「メンバーの固定」
特に、「結果が出ないのに使われ続けるハーフナー・マイク」。
2012年初頭に李忠成(以下チュンくんと略)がプレミア(サウサンプトン)に移籍して負傷してから、ザックのFW選択は硬直化したように思う。
森本・宮市といった、所属チームでも結果を出せない選手は徐々に(それでも遅いと感じたが)メンバーから外れる中、マイクだけは残っていった。
レギュラーという「プランA」が不調に陥ったときの「プランB」としてのマイクには不満しかなかった。

ザックはFWにサイズを求める。
国内では豊田陽平・赤嶺真吾という、それなりに背丈もあるFWが目立って来ていた。
しかし、親善試合で呼ばれることはなかった。
勿論、最終予選イヤーに新戦力は試しづらい。
しかし、常にレギュラーに刺激を与える意味でも、新戦力にフォーカスを当てないと、「そのレギュラーが怪我したとき」にチームは苦境に立たされる。

日本のサッカーファンには苦い思い出がある。
当時、人材不足でやむを得なかったとはいえ、「都並敏史の怪我で崩壊」したオフト監督のチーム(いわゆる「ドーハの悲劇」で本大会初出場を逃す)。
「メンバー固定」が産んだマイナス面だった。

●「前田負傷」でいきなり来た「佐藤寿人緊急招集」の不可解

秋のヨーロッパ遠征の早い段階でレギュラーワントップの前田遼一が負傷する。
そのとき、ザックと強化委員会は実に不思議な行動を起こした。
それが「佐藤寿人緊急招集」。

「寿人を何故使わない?」「ザックはFWにサイズを求めるから」
これが、当時から言われていた理由。

しかし、DFを翻弄し、Jリーグでは前田遼一の2年連続得点王以降いなかった「日本人20得点」という結果を、なんと9月末の段階で達成していた佐藤を、オプションで用意するべきではないか…。そんな論調を、徐々にではあるが、ジャーナリストの皆さんも口にする程であった。

それに応えたのかどうかはわからない。
しかし、コンディション維持という意味では当然ながら難しく、佐藤本人への負担も大きい「ヨーロッパへの緊急招集」というカードを切った以上、「ザックもようやく寿人を使う気になったか」と、ひとりのサンフレッチェ広島好きとしては思ったもの。

しかし。

フランス戦(合流直後)はともかく、ブラジル戦では、交代出場すらなかった。

僕は激怒した。

「ヨーロッパ呼びつけておいて使わんのか!」と。

案の定、11月前半まで、佐藤はコンディションを崩した。
遠征後、最終節まで僅かに2ゴール。うち1つはPK。
結果的に豊田陽平の猛追は退けたが、これで「優勝争いの終盤戦に寿人負傷」とかなったら、当時は石原直樹も微妙な情勢…「サンフレッチェ広島初優勝」はなかったかもしれない。

●決めきることができなかった3月

2013年に入り、他チームの低迷にも助けられたとはいえ、「あと勝点1で本戦出場」という段階を迎えたこと自体は喜ばしかった。
僕自身ザックは気に入らなかったが(苦笑)、解任する動機も見つけにくい現状では、このままザックで本戦まで行くことになるだろうという見通しだった。

しかし、3月のアウェイ・ヨルダン戦で「予選初黒星」。
6月の過密日程を考慮すると「ここは決めておきたい」一戦だった。
(ホームのヨルダン戦は大差で勝っており、アウェイの難しさは残るものの、実力差で引き分けには持ち込めるだろう…という楽観は正直あったように思う。)
この試合、今や代表の大黒柱である本田圭佑が不在。
その分輝くはずだった香川真司も不調。
「プランB」…マイクも出場したが、全くと言っていい程試合には絡めなかった。

*****

この後、イタリア戦です。
ザックは祖国に「日本で過ごした3年間の成果」を見せることができるでしょうか。

後編は埼スタ以降について。
イタリア戦の後で。
本日5/15はJリーグ20周年。めでたいですヽ(´ー`)ノ
開幕試合当時、僕は京都に居りました。
程なくサンガ(当時は「京都パープルサンガ」でしたね)サポとなって約10年。
天皇杯制覇が懐かしいです(´ー`)。

その後、引越しやら、サンガフロントの迷走やら、所属してたサポグループのトラブルやらで一旦遠ざかり。

でも、サンガの首都圏アウェイには時々行き。

2007年に病に倒れた時、サンガと入れ替え戦を戦ったサンフレッチェの選手の姿をニュースで見て泣いて。

僕の中で、柳沢敦と同じくらい、佐藤寿人という存在が大きくなって。

そして、サンガが迷走の末にJ2に落ちる(というか加藤久さんが解任された)あたりで、軸足をサンフレッチェに移して、そして迷走サンガの中でDF陣を支えた水本裕貴もサンフレッチェに移籍して、今日に至ります。

*****

そんな水本くんの移籍のきっかけだった、「槙野智章海外移籍」。
これがなかったら、多分「水本裕貴サンフレッチェ移籍」はなかったと思います。
海外移籍はよくあること。
槙野くんも他の例と同じように0円移籍。うーん。仕方ないのかな。

サンガ時代の水本くんは、09年のイジョンスとのコンビが抜群でした。
ポカも多かったですけどね…('A`)
翌年のカクテヒとのコンビは正直イマイチでした…うーん、ジョンスが移籍しなかったら(ぐぬぬ)。

そんな頃(2010年)、サンフレッチェは「はじめてのACL」でした。
これが面白かった。
結果として予選敗退だったんですが、「信頼と実績の広島ユースはすげーっ」と実感。
この頃からサンフレッチェへの傾倒は強くなります。
ナビスコカップ準決勝の山岸智に痺れたなぁ~!
ちなみにそれ以来の「やまへ好き」でもあります。
元々代表選手でしたしね、オシムさんの時の。

ということで、翌2011年、水本裕貴サンフレッチェデビュー。
でも…ダニエル(当時甲府・現名古屋)が…ぐぬぬぬ。
頭蓋骨骨折。
泣きました。
復帰の時も泣いたっけ。

そして、2011年シーズンでサンフレッチェは大きな決断を下します。
ミシャと契約満了。盛田師範ほかベテラン選手も契約満了。
翌年、森保新監督のもと、財政難のサンフレッチェは、会社の財務としては奥の手の「99%減資」を敢行して「財政再建5カ年計画」に突入します。

「99%減資」とは。
会社作るのに10000円出して株券持ったけど、その株券の価値が「たったの100円」になっちゃったって事です。
但し赤字はかなり解消したので「倒産よりはましだよねー('A`)」という状況が2012年。

そしたら、あらま。
優勝しちゃった。
ナンテコッタイ(CVはSaschaさんでお願いしますw)

ということで、選手の年俸は上げなきゃマズイ。
上げると人件費の総予算を圧迫する。
そうなると補強ができない。
で、2013年シーズン突入に向けての補強の結果。
安月給のコリアン2名、ユースからガク(野津田岳人)、高卒でアサタク(浅野拓磨)。
そりゃACLは無理っす('A`)
敗退決まったときのクラブやサポへの罵詈雑言。
しんどかったー('A`)
でも耐えるしかなかったですよ。なんてったって貧乏クラブだし('A`)

*****

で、今日の本題はここからです。
前置き長くて申し訳ない('A`)
でも、順序良く語らないと、どうもこの話は理解されないようなので。

ということで。
そんなサンフレッチェの歴史の中で、2011年シーズン終了後。
まさに「減資前夜」。
「槙野智章国内復帰説」。
エージェントであるジェブの田邊さんはサッカー批評のインタビューで「最初に広島に打診したが断られた」と仰ってます。

でもね。
そりゃ、断るでしょ。

(今日のブログ記事の肝はここ!)

0円移籍でドイツに行った槙野くん本人は悪くない。
(0円移籍そのものは問題ありますけど…やっぱ移籍は移籍金発生させないと。うん。)
でも、そんなアホな商談ありますか?
「頂いたプレゼントがいろいろアレだったので現金で買い取ってください」って話ですよ。
あり得ないです。

そして、槙野くんは浦和にレンタル移籍。
こちらはこちらで新監督がミシャだし、自分の教え子は欲しいはず。
だから浦和さんは(決して安い買い物じゃない筈だけど)獲得した。
で、チームも彼も結果も出ました。めでたいです。

*****

という話なんですが。

何故か。

槙野くんを悪者にする人。
サンフレッチェのフロントを叩く人。
挙句の果てに「俺は広島サポが嫌いだ」と言っちゃう、サッカーの世界ではそこそこ知られたブロガー。

なんかいろいろ出てきちゃってますね。

一番上はちょこっと同情します。
何せ移籍が決まった後、広島を離れる槙野くんを駅で見送ったサポはいましたし。
それだけ愛されてれば、愛と憎しみは表裏一体ですし…。

でも…念のため。
僕は同情はしても、槙野くんを悪者にすることには同調できないです。
田邊さんには「ちょっといい加減にして下さい」とは思いますけど。
(いくらエージェントとはいえ、交渉過程のネタバレは明らかに守秘義務違反でしょう。
僕もモタスポや芸能の世界でマネジメントを業務としてやりましたが、あり得ません。)

2番目はちょっと「クラブライセンス制度」を勉強してみてください。
また、今週のサッカーダイジェストは2011年シーズンの各J1クラブの財政の特集がありますので、そちらも是非。
サンフレッチェの織田強化部長(事実上のGM)は全くぶれてないです。
僕は、若干の不満は否定しませんが、支持はしています。

最後はいただけません。
Twitterでも随分揉めてたようですが。
確かに、「嫌いなJクラブや選手」がある人はいるでしょう。僕も否定はしません。
でも、それを口に出しても、自分はスッキリしても「お前ってそういう奴なのか」と言われるのがオチです。
口は災いの元と言います。
そういうネガティブなことを口に出してしまったら、最終的には自分自身の信用や立場を失墜させるだけです。
特に当該のブログ主は「Jリーグは楽しいよ!」というサポベースの普及活動もやってた訳で、その当の本人が特定チームのサポを貶したら話にならないです。
スタジアムに行った時とかにささやかに協力するつもりだったのですが、この先僕は自分のラジオ(下記参照)でやっていきます。

J40クラブ。
JFLや地域リーグを加えればもっと。
それぞれのクラブに、それぞれの事情や背景があります。
口を出すなら、ちゃんと事情や背景を理解しないと、結局該当クラブのサポーターの怒りを買うだけです。

*****

TGAStudioではサッカーのラジオ番組を月1でやってます。
そこでは、「サッカー界のどうでもいい話を、ラジオで大っぴらに、でも「穏便に」語りつくす」というコンセプトを維持しています。

とかく、競技関係なくチームスポーツの応援は感情的なもの。
感情と感情が交差します。
でも、そこで「フェアプレイの精神」がなかったら、それはただの喧嘩です。

Jリーグ20周年。
幸か不幸か、5/6のNACK5スタジアムでは、フェアプレイ精神を愛したが故の暖かなエピソード(いわゆる「大宮サポの増田コール」と「増田コールに感謝の意を表した広島の選手」の件)がありました。

フェアプレイはFIFAも大切にしてること。
サッカーを愛する全ての人が、フェアプレイを愛して欲しいと願います。
挙げた拳は下げましょうよ。
今日はめでたい日なんだから!

HAPPY BIRTHDAY J.LEAGUE!
考えてみると、2013年初ブログなんですね。
今年も宜しくお願いします(遅い)。

さて、先月、TGAStudioのサイトでも発表しましたが、今年の春M3はお休みします。
http://tga-studio.com/2013/01/09/info_2013newyear/

ということで、確定申告の準備等々を終え、スケジュールに余裕ができたところで、溜まっていた読書を再開しました。
年何十冊と速読してるんですが、今回は、一度速読した中から、じっくりこの3冊を。

$naos (TGAStudio/MOTION-R) のTGA Staff Room


その1:「音楽と漫画と人」戸田誠二
音楽と漫画と人 (amzon.co.jp)


よくミュージシャンの戸田誠司さんと間違われそうになる戸田先生の漫画です。

音楽に生きる人々…バンドマン、音楽作家、ピアニスト…といった人々を描写する2ページ見開きの作品群。「ライブハウスに予告なく観に来ちゃった親御さん」の話は、後輩の実例を目の前で見てた&ご挨拶頂いたのでちょっと大笑い。
改めて、音楽という仕事に巡りあえてることに感謝しました。

普通の…夢描く大半の「音楽で仕事したい人」は、その入口で、あるいはその途中で、転身を余儀なくされます。経済的に、あるいは、他の価値観とのバランスで。

でも、僕は、一旦は音楽から放送に移ったのに、その移った現場で音楽のお仕事に出会えた…。

感謝しないといけませんね。そういう思いを新たにした一冊でした。

ちなみにこの本は、TGAの忘年会で、「たけラジ」でお馴染みの「たけだんちのいとう」さんからの贈り物。彼にも感謝です。

その2:「マツダ商店(広島東洋カープ)はなぜ赤字にならないのか?」堀治喜
「マツダ商店(広島東洋カープ)」はなぜ赤字にならないのか?


最近僕は、サンフレッチェ広島を応援する中で、何故、マツダは、モータースポーツにも、サンフレにも最小限の投資しかせず、その割には広島カープに肩入れするのか?(マツダスタジアムなるものがあって、そこにはミュージアムがあって…等々)と疑問に思ってました。

この本で知ったこと。

それは広島カープの株に占める「マツダ率」は約1/3でしかなく、残りはオーナー一族が握ってるということ。

ということは…マツダは筆頭株主ではあるけれど、オーナー一族が首を縦に振らないと経営が動かない、という訳で。

そこに始まる疑惑の数々…が書かれたのがこの本。

僕はRX-7も787BもSKYACTIV-Dエンジンも好きだけど、SUPER GTの「雨宮RX-7」には全くサポートせず仕舞いで活動が終わり、北米マツダのモタスポ活動もつい最近まで知らんぷりな「鈍感さ」は好きになれませんでした。
やっと今年、SKYACTIV-Dレーシングエンジンができたばかり(北米マツダほかとの共同開発)です。

マツダに根付く、それもかなり根深そうな「本業よりも大事?な野球との癒着」を考えさせられる一冊でした。

ちなみに著者の堀さんとはTwitterで出会った方。旧広島市民球場跡地問題にも関心を持たれてます。

その3:「一流(はじめりゅう)」森保一
一流(はじめりゅう)


言わずと知れた、サンフレッチェ広島・森保監督の「優勝記念?」本。
関孝伸さんというライターさんとの共著になっています。
(時間のないポイチさんですから、ライターさんのサポート無しでは書けないですね…。)
関さんのパート(ポイチさんのパートの補完等)が明朝体、ポイチさんのパートがゴシック体と、フォントで見分けられる仕組みにもなっています。

とにかく、「監督・森保一」の考え方の基礎がわかる本です。
特にチームコンセプトの明快さは唸りました。

僕は、アメフットの武田建先生の著書をスタートラインに、スポーツコーチの方々の著書を多分何十冊と読んできたと思いますが、良書には必ず「選手に社会の一員としての自覚を求める」記述があります。これは凄く大事なことです。これを求めるということは、即ち監督自身も、社会の一員としての模範を求められますから・・・自分ができなければ、説得力、ないですよね。

昨今、スポーツコーチの不祥事等々が「体罰」をキーワードに語られますが、スポーツコーチ本人に「社会の一員としての自覚」があるのか?という点で考えれば、「厳しいコーチング」と「体罰」は全くの別物になります。後者は暴力であり、犯罪行為です。
そして前者の中でも常に、社会の一員としての規律の順守という前提があり、その上での「ペップトーク」(コーチが試合前や重要な練習の前に行う短めのトーク等)なり、(科学的に有益な裏付けのある)高負荷のメニューが存在しなければならないと思います。

最近の報道等でふとスポーツコーチングに疑問を感じている方にはオススメの一冊です。

*****

さて、先程の「音楽と漫画と人」の項で、この本が「たけだんちのいとう」さんからの贈り物であることを書きました。同様に、その場にいた全員に、本の贈り物があったのですが…村田明子はいつ、本の感想を書くのでしょうか(笑)。

皆さん、プレッシャーを掛けて下さいw
お願いします。