終わってしまいました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
寂しい~い!!
でも、後味のいいラストで、
変に気持ちが落ちることがなくて良かった。
脚本の池田さん、監修の野島さん、どうもありがとうございます。

ドラマ見てあんだけ泣いたのも久しぶりです。
いつぶりだろう…
プロ大でも何度か泣いた覚えはあるけど
号泣は最近無いなあ~
テレビドラマだけでなく、映画館でも。


このドラマ、
何度でも聴きたくなるセリフが
あちこちに散りばめられています。

進むべきか、留まるべきか
人は何度もその選択に悩まされる。
どちらを選択しても後悔するような気がして。

逃げ出したくなる時もあるだろう。
けれどそこにこそ生きる意味が隠されている。

ぴぃのメールにも有りました。
咲人はちゃんと向き合ったね。

濃い霧の中でたった一人でいる梨央を
自分を犠牲にしても先に助け、
黒い霧をはらってやりました。


遥香が咲人ママのところへ
咲人を説得してほしいとお願いに行ったのは
自分の事しか考えてない…って思ったけど
結果的に、それで咲人とママが分かり合えることができたね。

ほんとはママのほうも抱きしめられたかったんだ。
ごめんね、ありがとう、って。

ママを抱きしめた瞬間
ここでもうすでに、涙腺決壊でした(T_T)
ぴぃ、綺麗だったし。

草刈さんが、羨ましくてたまらんかったけどね(´∀`)


もう退行までに時間が無いことを悟っている咲人は
残された時間に、やらないといけないことを
ちゃんとこなしていっていました。

ひどいことを言ったからと頭を下げる咲人に
「そういうときもある」
と、言ってくれた竹部社長。

咲人のことを、唯一、バカのままでいいと言ってくれた人。
ワケありで警戒心が強い人たちの
尖ったとげをいつの間にか抜いてしまうという
特別な存在だと、咲人のことを認めてくれていました。


遥香にも会って

もとの僕にもどったら
会わないでほしい

遥香が言う事も理解できない
そんな自分を見られたくないから…
切ないよね。
咲人の後姿が、美しくも悲しかったです。

杉野にも、自分が元に戻ったら
遥香と会わないですむようにしてほしいと頼みます。


小久保を連れて
ママの家へ行き、
つかの間の家族団らん。
ママも、キッチンに立つ兄妹を見て
何か決心したのでは?と、思えました。


そして、もとに戻った後の自分に
『私から僕への遺言』
を書くのです。

これが、見慣れたぴぃの字だから
余計に泣けました(ノ◇≦。)

さくとへ

ままにあいにいかないで

かわいそうだから

しゃちょうさんにあいにいかないで

ひどいことをしたから

と、書いたところで
蜂須賀が、自分から会いに来ました。
咲人を救えるかもしれないアイデアを持って。

もう一日今の咲人が保てれば
それも試すことができるかもしれない…

ここで咲人が語った言葉が
また素敵なものでした。

知能の低い人間が野蛮なわけではなく
知能が高い人間が理性的なわけではなく
愛が…
愛に満たされた人は、人を傷つけない。
心無い人に時折見せられる悪意にとまどうこともある。
けれども、知能や知識ではなく
本当に愛し愛された記憶のある人は。

もしかしたら世界はそんな単純なことで
おだやかになるのかもしれません。
誰もが、愛に、つつまれた世界なら。


タクシーの中で涙を流す蜂須賀は
もうゆがんだ愛などではなく
咲人を本当の息子のように愛していたんでしょうね~
このシーンは、本当の親子のように心が通じ合ってるようでした。

咲人は、遥香のおかげで
本来持っていた優しい心を取り戻し
また蜂須賀は、咲人のおかげで
人間らしい気持ちを取り戻したのでした。


梨央の手術に立ち会う咲人
手術衣姿は、まるで藍沢耕作(//∇//)
手術も無事に成功したけれど
どうやら手術中に急激に退行が始まった様子。

ベッドで横たわって目を閉じると
おりこうになる手術を受けて目を覚ました時からの
遥香との思い出が。
遥香のことだけを考える咲人の気持ちが
切なくて切なくて。

パパのふしぎな力を借りて
最後の力をふりしぼって書いた、
遺言の続き。

はるかにあわないで

あいしてるから

ぴぃの演技と、ナレーションで
もう大号泣ですよ。



次に目を覚ました時にはきっと
もとの咲ちゃんに戻っていたんだろうなっていうのは
杉野さんと小久保くんの表情からわかりました。

梨央が無事に目を覚まし、手術は成功ということで
梨央パパが小切手を渡しに来たのですが
額面を「好きなだけ書くといい」と言ったのが

「かむといい」に聞こえたの?笑
チーン!って鼻をかむ咲人。

この見せ方が、秀逸でしたね。
一瞬にして戻ったことを、表現していたし、
実は大変なことが起こってしまっているのに
咲ちゃんの愛らしさで
泣きながらも思わず笑っちゃいました。

遥香と咲人の再会のシーン
これがまた切なかった…

遥香に声をかけられても
もう遥香のこと、わかってない感じでしたね。

声を立てて泣きくずれる遥香に
咲人は近づいてきて…

あの一番最初に遥香からもらったキラキラのピアス。
ここで出てきました。
咲人はポケットからそれを出して
遥香の手のひらに。
いつも大事に持っていたのかな。
最初に、同じように遥香から受け取ったピアスを
今度は逆に、咲人から遥香へ。

でも、遥香とわかってあげたのではなくて
泣いてる人を見過ごせない、
心優しい咲人が元気づけに渡した感じでした。

そして、どこかへ去っていく咲人。
夕暮れのシーンは、クランクアップのシーンですね。


桧山は、梨央に
「住む世界が違う。
どうにもならないことだってある」
と、別れを告げました。
「逃げ込んでいた絵本は閉じられた」

もう、現実を見ないといけないってことですね。

柳川も、
自分たちが繋がってたら、
梨央と桧山も別れられなくなる、と
もう会わない決心をしたようです。
最後のキス、悲しかったな~


蜂須賀は
「白鳥咲人はこの世で一人だけでいいんだ」
と、
ALGを廃棄したり、
挙句、ALGβを直接打つという自殺行為に。

でも、杉野たちに止められます。
杉野は、咲人の言葉を伝えます。

自分が元に戻った後
昼夜問わず注意していてほしい

私のもう一人の父を

咲人は、自分がもとに戻ったときの
周りの人のその後のことまで
どれだけ考えていたんでしょう。


咲人がいなくなってどれくらい後なのか
「咲ちゃんの対等の友だち」
桧山と柳川は、咲人を迎えに行きます。
咲人の黄色いチェックの上着を持って。

場所は、小久保が教えてくれたんだね。
咲人は、アルジャーノンを埋葬した場所で
眠っていました!
よかった、生きてたね!

ノートには

しんぱいしないで
あるじあのんのおはかで
たいとうのともだちをまって

これを見てここまで来て
2人を待ってたんだね…
3人で森で寝転んでいるシーン
すごく美しい。
これも、名シーンになりましたね。


そして3人は
海の家でハンバーガー屋さん!
あいきょでしょバーガー!
クアアイナの、ドラマとのコラボメニュー
ハンバーガーに刺してある
『あいきょでしょ』の旗。
ここに繋がってたんですね。
深い!深すぎるー!

女の子を、そのルックスで呼び込む咲人。
「ルアーがいいからな」
と、桧山。

でも、遥香も覚悟を決めたようでした。

今、一度離れても
いつか私にその覚悟が

その覚悟…
家族になる覚悟かな?


ぼくは、おりこうなりたいです。
おりこうなると、みんなみんな
うれしくてわらってくれます。
ぼくも、うれしくてわらってくれます
かみさま ぼくをおりこうにしてください。

本当に、もとの咲ちゃんに戻ったんだね。
せっかく手術で超知能を手に入れたのに
もとに戻ってしまったこと
でもそれが全然不幸には思えないのは
最初、3、4話ほどかけて
咲ちゃんの愛らしさをじっくりと見せてくれた脚本のおかげ。
柳川と桧山の二人も
もとの咲ちゃんの方がいいって言ってたしね。

最後の、空を見上げる咲ちゃんの表情
晴れ晴れとして、清々しくて、いい笑顔だった~



アルジャーノンのお墓には
自然に咲くことは有り得ない青いバラが咲きました。

遺伝子操作で実際に今ある青いバラは
現段階ではどちらかというと、紫に近いような色だそう。

でも、アルジャーノンのお墓の薔薇は
濃いブルーでした。
また一段階、進んだレベルのものということでしょうか。

小久保がお菓子の箱の上に置いた種は10粒。
ちゃんと10本の薔薇が咲いてましたね。

青いバラの花ことばは
「奇跡」
「夢かなう」

咲人の未来は、きっと明るいものなんだろうなって
思えるラストでした。


そして、最後の最後に嬉しいニュースが。
11月6日に、
『アルジャーノンに花束を』
ブルーレイ・DVDボックス発売!!

早々に発売決定してくださって
どうもありがとうございます。


11月まで、HDDに残してる全10話
消去できないな~(^_^;)