新しいこと始めよう。 | お赤飯たかなきゃ。

新しいこと始めよう。

新しいことを始めようと思った。


とは言っても、齢32。

10代、20代の頃の健康的な活力みなぎる肉体はほぼ失われた。

かつてスリムジーンズを頑なに拒んだ太ももは、すっかりカモシカとなり、

メロスとの並走も可能だった心肺機能は、今やまな板の上の金魚のごとし。

6つの国に分断されていた腹筋も、急速なグローバル化の波にのまれつつある。


こんな状況でフットサルでもやろうものなら、

「俺って下手になったな…」と、谷底深くに落ち込むことは避けられない。

これまでも、やる度に昔のイメージと現実とのギャップに苦しみ、

夜、何度も夢の中で「体力の限界…気力もなくなり…」と千代の富士が現れたのだ。

もうこれ以上、同じような失望感を味わうのは、正直、嫌なのだ。


そこで、思った。


「そうだ!何か新しいことを始めよう!」


例え肉体が衰えようとも、感性は赤子のようにみずみずしいはず。

新しいことならば、やる度に上達していく事うけあい。

例え今は下手でも、今後は右肩上がりに成長するだけだ。

ウィスパーに匹敵するほどの吸収力を、今こそ発揮するのだ。



穴があるなら入ればいい。  


テニス、始めました。