南国フィロソフィー。 | お赤飯たかなきゃ。

南国フィロソフィー。

南国・沖縄には、基地があります。

言わずと知れた米軍基地です。


穴があるなら入ればいい。  


嘉手納です。


基地の是非を問われれば、僕は“非”でしょうか。

でも理想と現実が違うということも分かります。

戦後65年という歳月が、その両者をより難解で複雑なものにしている。

そのことも十分に理解できます。どうするにしても簡単なものではないでしょう。

ただそれでも、町の中心地に我が物顔で居座っているのを見ると、

決して良い気がしないことも、また確かなことです。



穴があるなら入ればいい。  



そんな南国・沖縄の町の中で、FT-510を見つけました。

しかし、戦闘機はあっても、電車がありません。

交通手段はもっぱら車。

沖縄の人は50メートル離れたコンビニにも車で行くそうです。

なので、旅行者はレンタカーを借りるのがおすすめです。


でも僕は今回、レンタサイクルです。

当然、周囲からの目も、そして扱いも良くありません。


穴があるなら入ればいい。  


「こんなことなら!」とバスに乗ろうとしても、なかなかやって来ません。


穴があるなら入ればいい。


1時間も待たされて、風邪気味になります。

さすがの沖縄も2月は寒いのです。


でもどんなに寒くても、子供たちは元気に遊びます。

穴があるなら入ればいい。  


ネコちゃんも遊びます。

穴があるなら入ればいい。  


ただ、ネコちゃんの愛想は良くありません。

ずっと知らんぷり。

ちょっと傷つきます…。




そんな南国・沖縄。

猫と子供と基地と戦闘機、そして太陽と海―。


これを、ひと言で表すのなら、こうでしょう。


穴があるなら入ればいい。  



てとりす。