難読。 | なおぱんだのひとりごと。 ~読書と日々に思うこと~

なおぱんだのひとりごと。 ~読書と日々に思うこと~

なおぱんだです。
北の国から、読んだ本、買った本、大好きな曲、そして日々思うことなどをポツリポツリと書いてます。

昨日の夜、釧路ゆるゆる読書会を主宰しているYmさんオンライン読書会に初めて参加してみました。釧路を離れて札幌に戻ってから、リアル読書会に2回ばかり参加させていただきましたが、釧路にいたときに参加することがなかったオンライン読書会にも興味があったし、ひさしぶりにYmさんに会えるということもあって、とても楽しみにしていました。参加者は初めてお会いする方ばかりではなく、私よりも一足早く釧路を離れて今は広島市で勤務されているKtさんともお会いできたので、とてもリラックスした状態で参加することができました。今回、私は島本理生直木賞受賞作である「ファーストラブ」を紹介させていただきましたが、実はこれは最近読み終えたという作品ではなく、昨年の1月頃のまだ釧路で生活していた時に読んだ作品でした。というのも、ここ最近読書ができていなかったので、既読でまだ手放していない蔵書の中を探して、書棚から引っ張り出してきたものでした。

 

実は、札幌に戻ってきた4月あたりから目の調子が悪くなってしまい、若かったころは超がつくほどの遠視だった視力が、年齢を重ねるにしたがって急速に老眼が進み、ここ数か月は左目だけものがぼやけて見えるようになってしまいました。明るい時間帯はあまり支障はないんですが、夜になるとすっかりものが見えにくくなってしまい、本を開いても文字がかすんで読めなくなってきたので、最近になって少し読書をお休みしています。眼鏡を変えなきゃなあと思いながらズルズルと先延ばしにしている自分も悪いんですが、読書好きが本を読めなくなるということは死活問題ですね。釣りが好きで、以前はよく近郊の港に行って海釣りを楽しんでいましたが、釣りは魚が釣れなくても海を眺めていたり、竿を置いて辺りを待っているだけでも楽しいんだけど、読書を休んでただ積ん読本を眺めているだけというのはまさに地獄の苦しみです。しかも積ん読本というのは、なぜかキノコのように自然に増えていくもので、これを読まなければという義務感から生じた焦りが、体に悪いといったらありゃしません。死ぬまで読書を楽しむためにも、そろそろ気合を入れてしっかりとした眼鏡を手に入れることにします。

 

付け足しですが、読書をお休みしている間に積ん読本を眺めていたら、「実は、自分が読まなければならない本というのは、この世に無尽蔵にあるあらゆる本を手当たり次第に読んで見つけていくというのではなくて、自分が好きな作家の本に的を絞って、それらを何度も読み返しながら自分の中で消化しつくすことにあるのではないか」ということをふと思いました。今更のような気がしないでもありませんが、なんだか人生の終焉に向かってこれから少しずつ読書に対する考え方が変わっていくような気がします。