リトル・バイ・リトル/島本理生 | なおぱんだのひとりごと。 ~読書と日々に思うこと~

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リトル・バイ・リトル (講談社文庫)/島本 理生


最近ちょっと本を読むのに疲れ気味だったので、すぐ読める本にしようと短めのこの作品を選びました。以前に読んだ同じ著者の作品で「ナラタージュ」(こちら)がとても面白かったので違う作品をもっと読みたいなあと思っていたところ、たまたまブックオフで見つけました。

2作目の作品ですが著者の物語の構成力は素晴らしく、登場人物も個性的で生き生きとしていて、読み進むにつれて物語の展開が楽しみになる作品です。ちょっと欲を言えば、この作品は160ページほどの中編ですが、もう少しいろいろな出来事を絡めて長い作品になったとしても、この著者の手にかかれば飽きずに読めるんじゃないかなと思いました。