繋いだ手を離すとき

今朝、キジッピーが虹の橋の袂へと旅立ちました
FIP発症後、M代表は「キジッピーが苦しまないように」「辛くないように」と、対処療法を続けていました。

キジッピーもM代表と共に、FIPと向き合い続けましたが、常に悩みは付いて回りました。
日に日に痩せて行くキジッピーと過ごしながら、M代表は悩み考えていました。
時に、苦しみ続け、苦痛に耐えるしか無くなった場合、最後の選択（安楽死）を選ぶのか…
いや、最後の最後まで自然に逆らわず生を全うすべきか…

その辛い悩みを察したのか、キジッピーは多くの方からの応援とM代表の手厚いケアと、愛護に溢れた先生のお陰で、一時は奇跡の回復を見せてくれました。
ご飯を食べたキジッピーに、みな驚き、そしてキジッピーの強さに感動し、涙しました。

しかし、FIPはキジッピーの体力を奪って行きました。
M代表は昨夜から、いつもと違い意識が朦朧としているキジッピーを見て、
辛いお別れが、遠くない事を悟りました。

M代表「余り時間が無いかもしれない…でも、辛いのは私ではない、キジッピーなんだ。最後まで向き合う！」
そう覚悟を決めて、1分でも1秒でも一緒にいようと決めた

キジッピーがFIPを発症してから、
毎日一緒に寝て、
毎日投薬や点滴のケアをして
毎日帰宅する度に真っ先にキジッピーのところへ行き
毎日何か良い治療方法は無いか模索し
毎日辛くないか心配して
そして…
毎日　手を繋いだ

そして…
お水を飲む事も辛そうになり…

キジッピーは朝早く、M代表と手を繋いだまま、M代表とわんこに見守られ、旅立ちました。

人馴れ不十分だったキジッピーは、他の子よりも触れ合う時間が短かった。
だから…
まだ暖かいキジッピーの体に触れた。
骨の感触が手に触れる程痩せていた。
「キジッピー、がんばったね。ねこけんに来てくれてありがとう。最後の最後まで、生きる事を諦めないでくれて、ありがとう」

「最後の最後まで、手を繋いでいてくれて…ありがとう」

繋いだ手を少しの間、離すよ。
キジッピーが安心して虹の橋へと旅立てるように…
繋いだ手を…

今度は健康な体で産まれておいで。
そして…また手を繋ごう
最後の最後まで離すことの無い、「家族の絆」という手を繋ごうね

キジッピーはM代表の家族として虹の橋の袂へと旅立ちました。
数時間後には、たくさんの綺麗なお花と美味しいご飯と一緒にキジッピーを送り出します。
応援してくださった皆様、心より御礼申しあげます。
世界中で、FIPと向き合い、戦っている子達が、病に打ち勝てるように願い続けます。
そして、1分でも1秒でも早く、FIPをやっつける薬が出来ますように…

☆幸せ写真館☆
カカちゃん