数日前、多国籍さんと一緒に保護したサリーちゃん。
サリーの物語を多国籍さんが書いてくれたので、またまた転載させていただきます^^
いつも、ありがとうございます<m(__)m>
※先ずは①子猫め~っけ(°∀°)b をお読みください!
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朝起きると、私は一人ぼっちになっていました。
お母さんも兄弟達も居ません。
何度も大声で呼んでみました。
返事は有りません。
どうしたのかな?心細いし、寂しいな。
みんな、どこ?何故私一人ぼっちなの?
あっ!きっと、私がお寝坊さんだから、みんな私を寝かせたままにして、お散歩に行ったのかもしれない。
待っていれば帰ってくるよね。
待っていました。ず~つと。ず~っと。
お腹が空いたけど…。みんな帰って来ない。
そうだ!探しに行こう!みんな迷子になっているかもしれないもんね。
「みんな~どこ~?お母さん~どこ~?」
沢山の建物が立っていて、人間が沢山歩いています。
私は、通る人に聞いてみました。
「私のお母さんと兄弟を知りませんか?」
不思議なことに、人間は私の姿が見えないようで、振り向いてもくれません。
何人も何人も通り過ぎます。
おかしいな~。私もしかして、透明猫になっちゃったのかしら?
前に大きなカラスが私たち兄弟を狙って襲って来た時に、「魔法が使えて、私たちの姿がカラスに見えなければ良いのに」と思った事があったから。あの時は、お母さんが駆けつけてくれて、カラスは逃げて行ったけど、人間の子供に追い掛けられた時も、そう思った。今私は一人ぼっちだから…そうか、神様が私を守る為に、私に魔法をくれたんだ!魔法の力が働いて、私をカラスや人間から見えなくしてくれたんだわ。
私は、カラスが止まっている木の下を道どうどうと歩いてお母さんを探しました。
暫く歩くと、小さな公園に来ました。
既に夜になっていたのいで、子供達は居ません。
わたしは、「お母さん~!みんな~どこ~?お腹が空いた~」叫びました。
すると、目の前に不思議な形の箱が有って、その中から美味しそうな匂いがして来ます。
そうか!私がお腹が空いたと言ったから、魔法の力がご飯を出してくれたんだわ。
私は、不思議な箱の中に入りご飯を、食べ始めました。
すると…バタン!と入り口が閉まった。
私は驚いて「助けて!お母さん!助けて!!」と叫びました。入り口に体当たりもしました。扉は開きません。
すぐに、2人の女の人が駆けつけて来て「良かった~捕まったわ。
ちびさん、捕まってくれてありがとうね。良かった~」と言いました。
おかしな事に、この2人の女性には、私の姿が見えるようです。
魔法の効果が切れたのでしょうか?
私は、怖くて、箱の中で固まっていました。
暫くすると、更にMさんとNさんと言う2人の女性が来ました。
その女性達も、私が見えるようで「可愛いね~」と言いました。
そして、4人で「飼う」「保護」「獣医」「検査」等の単語を連発しながら何か話しています。
暫くすると、「では、獣医さんでワクチンを…その後…」と何か言いながら、車に乗せられて、Mさん家に着きました。
Mさんは、ボランティア団体の代表者でした。沢山仲間が居ます。
Mさんは「慣れてね~仲良くしようね」と言いながら私を少し大きなケージに移し、美味しそうなご飯と綺麗なお水をくれました。
私の姿が見えている。魔法の力が切れちゃった。私、これからは、自分で戦って自分を守らなくちゃならないのかな…怖いな…クスン。
気が付くと朝でした。昨夜は、疲れていたし、泣きながら寝てしまったようでした。
Mさんが「おはよ~」と言いながら、私をネットのような袋に入れました。
私は怖くて、「魔法の力!私を助けて!」と叫びました。
すると…優しくて暖かい腕が、私の体を包みました。
何だろう?安心できる、優しい暖かい腕。頭や喉を優しく撫でてくれる手…。
そうか!魔法の力が私を守ってくれているんだ!良かった、これで安心!
私は、その腕や手に、甘えたくなって自然とゴロゴロと喉がなりました。
その後、数時間おきに、魔法の腕と手は、私を包んでくれました。
Mさんが言いました。「ねえ、新しい家族を見つけようね。あなたを元の場所には戻せないもん」
私は聞き返しました。「新しい家族ってな~に?」
「あなたを、一生大切にしてくれる人間と暮らす事よ」
「いいえ、要らない。だって、私には毎日魔法の腕と手で、優しく包んでくれる魔法の力がついているもん」
Mさんは、にっこりと笑いながら「あれはね、私の腕と手よ」
えっ!魔法じゃないの?本当?
魔法が離れて行ってしまった感じがして、私は少し寂しいような気持ちになった。
でも…そうか、きっと、もう魔法で身を守る必要が無くなったから、あの魔法は他の子のところへ飛んで行ったのね。魔法を必要としている他の子の所にね。
Mさんが、「あなたの名前はサリーになったから。仮名だけどね。魔法使いサリーのサリー。」
あらっ、私は、また魔法と一緒に過ごすみたいです。
優しい家族が早く見つかるように、魔法をかけてみようかな?
私を家族に迎えてね。
お茶目で可愛い魔法使いサリーちゃんを宜しくお願いします。
※魔法使いサリーをご存じない方…ごめんなさい(TT)
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