先日、年に数回しか行われない超レアな里親会に『ねこけん』の猫を
参加させて頂ける事になりました
その里親会はある決まった条件の方しか猫や犬を参加させる事ができず
更に決まった条件の方以外、里親様になる事ができません
条件をクリアしていない方の参加は一切認めず、宣伝も一切しないというルールなので
ブログにも掲載しないでほしいと言われました。
私は、宣伝一切なしで本当にお客さんがくるのか不安でした・・・
が、しかし・・・
なんと、お客様の数は500人以上
ビックリです( ゚ ▽ ゚ ;)
その里親会にて、ねこけんの保護猫、ナナちゃんを見ている一人のおばあさんがいました。
その方はナナちゃんを見に来ては、一度外に出て
また暫くするとナナちゃんを見に来る事を繰り返していました。
その行為を何度も繰り返した後、おばあさんは私に話しかけてきました。
おばあさん『この子の里親になりたいんですけど・・・』
私『失礼ですが、ご年齢を教えて下さい、おいくつですか?』
おばあさん『70才です。』
私『申し訳ございません、60才以上の方は保証人が必要なのですが
誰か60才以下のご家族などはいらっしゃいますか?』
おばあさん『誰もいません。しかし、この子が死んだ前の猫にそっくりで
どうしても里親になりたいんです』
そう言いながら、おばあさんは泣きだしてしまいました・・・・
そんなおばあさんを見ていて、ナナがよっぽど前に飼っていた猫に似ているんだなと思いました・・・
私も愛猫を半年前に亡くしたばかりなので
おばあさんの気持ちが痛いほど分かり、涙が出てしまいました
一瞬、ナナの預かりさんになってもらう事も考えましたが
預かりなんてしたら手放す時に、もっと辛い思いをしなくてはなりません・・・・
その時、私とおばあさんのやり取りを見ていた数人のお客さんも涙ぐみながら
70才でもいいんじゃないの?と私に話しかけてきました。
私は、頭を冷やすために『保護主さんに相談してきます』といったん外へ出て
保護主でもありボランティアの大先輩であるHさんへ相談の電話をしました。
Hさんは、竹を割ったような性格で義理人情に厚いタイプの方です
私がおばあさんの事を話すと『70才はね・・・・でも、切ないね・・・』と暫く考えた後
『そのおばあさんさぁ~、死ななそう?』と聞いてきました。
私はHさんに、そんなん分かりません!と答え、やはりお断りする事に決めました。
重い足取りで里親会場へ戻ると、ナナを見ながら
まだ泣いているおばあさんの姿がありました。
私は意を決しておばあさんに話しかけました。
私『あの・・・・』
おばさん『やっぱり、諦めます。この子の事を考えたら、貰う事はできません』
と自らおっしゃって下さいました。
私は心の中で安堵しながら申し訳ございませんとだけ答えるのが精一杯でした(T_T)
今考えたら、おばあさんを慰めるような気のきいた言葉をかけてあげるべきだったと
反省しています
高齢でも猫が大好きで、可愛がってくれる方が沢山いる中
60才以上の方に譲れないのは辛すぎます・・・
しかし今後、十数年ほど生きるナナの将来を考えると
私の選択に間違いはなかったと信じています。
↓モバイルはこちらをポチっ
携帯からは⇒nekoken@cat.email.ne.jp
◇ブログランキングにご協力ください◇
↓ここからお買い物するだけでねこけんにポイントが寄付されます♪
※お買いものした方のポイントは減らないから安心してにゃん♪
☆寄付ポイントは保護猫ちゃんのご飯や猫砂購入に使わせて頂きます☆