hideさんがいなくなってから、のhideさんの弟さんが主役の映画。
冒頭から泣きそうになった(´・ω・`)
結論、いい映画だった…(ノ_・。)
ファンだからかもしれないけど。
よく知らない方から見たら駄作かもしれない。
でも、hideさんをよく知っている…、人柄とか人に対する思いとか、そういうものがわかっている人なら、
すぐに呑まれる映画だと思う。
そうか…。
私がまだ、人生の酸いも甘いも知らなかった頃、
周りはこんなにも大きな喪失感とか茫然さとか何をどうしたらいいかとか、
いろんなことを否応なしに目の前に持ってこられてしまったんだ。
そうだよね…。
一般人の私ですら、何も考えられなくなって、動けなくなったのに、
その中でもやらなきゃいけないことは次々と追いかけてくるし、追いついてはまとわりついてくる。
私の立場は、hideさんが亡くなった周りの立場とは真逆だった。
李さんとお互いしかいなかった。
お互い仕事は自由だった。
お互い友人は多くなかった。
2人だけの時間もあって、半狂乱に泣いてたこともあった。
受け止める時間もなく気持ちもついていかず、
なのに有名人で世間のためにもやらなきゃいけない、決めなきゃならないことはいっぱい。
どれだけ、人1人が亡くなったことで、
周りの人の心に致命的大ダメージを負うのか。
言葉にならないほどの、大変な困難。
悲しみと痛さに耐えながら、やりきり、
20年以上経っても大切に思って、
hideさんも周りの人達もステキな人だ。
以前、展覧会へ行った時の記事で、
hideさんと李さんは似た匂いがすると書いた。
顔や性格じゃない。
この匂いはなんだろうか、と自問して考えていた。
ちゃんと人を見ているところだ。
自分に自信があるように見えて、本当は自信なんてなくて、弱音は吐きたくないプライド。
人を見て想い尊重して、
嫌なことをされた時は相手が誰でも怒る。
人として違うことをされた時は叱る。
でも本質は、相手を思い優しい。
おもしろいこと、楽しいことをしていこうね。
それが、李さんと似た匂いの元。
よくある表現かもしれない、だけどなかなか本気でやれる人はいない。
私にはそう思えた。
いい映画に出会えた。
私はいい人たちと出会えてる。
映画の最後には、泣いてしまった(・∀・)
hideさんも李さんも、
惜しい人を失くした。
この世界で小さな小さな小さな存在の私でも、
彼らが生きて、そんな私に伝えてくれたことを次へ繋げられるように、
生きていけますように。
映画を観ていた時、
奈良で歴史に残る事件が起きていた。
賛否両論ある人だった、それは誰でも同じかな。
だけど、あんな亡くなり方をする人ではなかったはずだ。
大混乱の人たちがたくさんいたはずだ。
遺したものはなんだったのか。
してもらったことはどんなことだったのか。
時間は戻らないし、過去にこだわり続けられない。
いつか絶対、人は死ぬ。
ならば今いる現在と将来を、未来をどう生きるか。
ご冥福をお祈りします。