ロシアはアサド大統領の要請を受け9月30日に突然、シリアへの空爆を開始しました。
アサド政権の退陣を求めるアメリカなどは、ロシアがイスラム過激派組織「イスラム国」
だけでなく反政府勢力にも空爆していると批判しています。
ロシア海軍のディーゼル潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」がシリア沖から巡航ミサイル「カリブル」による攻撃をイスラム国の本拠地シリア北部ラッカにあるイスラム過激派組織イスラム国の
拠点2か所を破壊したとショイグ国防相がプーチン大統領に報告ようでロシア国防省の
正式発表があったようです。
今回の正式発表がロシア海軍の歴史上、初めての「潜水艦から水中発射された巡航ミサイルによる攻撃」となりました。
ショイグ国防相は、「イスラム国」の弾薬庫や地雷を作る施設、原油の採掘や輸送に関連する施設に打撃を与えたと説明した。
巡航ミサイル発射について、ロシアは事前に米国とイスラエルに通告したとのことでした。
これによりロシア軍は一連のシリア軍事介入で空軍の戦略爆撃機から空中発射式の
巡航ミサイルと海軍の水上艦艇と潜水艦から巡航ミサイル攻撃を全てを経験したことに
なります。
これらの各種巡航ミサイルの実戦使用はロシア軍にとっては、ソ連軍時代を通じて初めての
ことです。
ロシアはアメリカと同様に遠隔地への自由な火力投射が可能になった事を実地で示した
ことになります。これは今後の世界の安全保障に一石を投じることになっていくでしょう。
過激派組織イスラム国は3日までに、ロシア人のスパイを殺害したとする映像を
インターネット上で公開しました。
戦闘員とみられる男が、オレンジ色の囚人服を着せられた男性の後ろに立ちロシア語で
「空爆の報復だ」などと述べて男性の首を切って殺害しました。
ロシアは9月、シリアのアサド政権を支援する形でISを含む反政府勢力への空爆を開始。
ISは10月、エジプト東部シナイ半島に墜落したロシア旅客機について、関連組織が
「撃ち落とした」と犯行声明を出しました。
ロシア南部チェチェン共和国のカドイロフ首長は3日、殺害された男性がチェチェン出身の
ロシア人だと確認した。
インタファクス通信によるとカドイロフ氏は、男性がISと関係があったことは確認されていないとした上で「報復なしでは済まされない。殺した者が長く生きることはないだろう」と
表明したようです。
終わり無き戦争に大国が足を踏み入れ、巻き込まれて行くようです。

