光の届かない地中の奥深くに岩石を食べて生きる生物が居るという。
  
最新のコンピューターよりも早く複雑な迷路の出口を探し当てる「菌」が居るという。

中国には、3ヶ月もかけて米粒に絵を描く絵かきが居るという。

周りを見回すと、世界は「何それ?」の塊だ。
 
この驚きの「何それ?の塊」は、137億年前に「特異点」と呼ばれるたった1つの点から生まれた、と言われている。

まず最初に1の点から2つの陰と陽に分かれ、4つ、8つ、16、32

これらを64回ほど繰り返すと

18,446,744,073,709,551,616 という、

もはや、何と読んでいいのか分からない20桁の数値になるんだそうな。

この数字は、現在家庭で使われているスマホやパソコンの表現可能な性能の値。

これだけ種類の電気のOn/Offで、音楽や、文字、画像・映像なんかを創り出している。


その あり得ないくらいの「差」を生む 陰と陽の分裂が 

たった1個の灼熱の光の点から生まれているという不思議。。
 
 
迷路を解く その菌は、別に迷路を解くためにこの世に生まれ出たわけではなかろうに。

ネバネバとした、その奇妙な菌は、なぜ、なんの目的で
この世に存在してきたのだろう?

岩石を食べる生き物は、ただ岩を食らい、生きて、死に、
今まで誰かに発見されることもなく 
誰にも認められず、褒められもせず、
 
何がうれしくて、それをやってるの?
 
 

宇宙がまだ、ただの1個の点だったとき、

岩の硬さも分からず、
嬉しい とは何かも知らず、
生きたり、死んだりする概念さえもなく、


ただ、ただ、点でしかなかった。


その点は、想像もつかないスピードで
拡がり分かれて「違い」を生み続け、


目的不明なモノたちを じゃんじゃんと創りだしていった。
 
 
もしも、宇宙に、太陽と火星がぽつんとあっただけなら、
あんまり楽しそうな宇宙じゃなさそうだ。


輪っかのある土星があると、少しいい感じ。

青い地球があると、更に素敵な感じ。


そこをズームアップしてみると・・


茶色い砂の大地があるだけだったら、あんまり面白く無さそうだ。


そこにちょろちょろと動く何かが居ると、少しだけ面白そうだ。


シマシマの動くモノが居たり、
鼻の長いモノが居ると、ほぉほぉ、
なかなか面白くなってきたじゃないか。


立って歩くモノは、
言葉を喋り、作業をして
茶色い大地を全く違う様子に
作り変えてしまったりする。


こいつは、ますます面白いな。



さらによく見ると、似たような形に見えて、
髪の色や肌の色、
大きさや形が違う。

動きや、発する音や、
何ひとつとして同じモノが無いのが分かる。


もしも、この青い星に
黄色い人間しか居なかったら・・


もしも、この星の白い肌の生き物が
皆、同じ形の顔と、同じ性能だったら・・
きっと3日もせずに飽きてしまうよ。

 
陽が昇ると、首に細い布を巻いて
一斉に表に出てくる者たちは、
行き先が違って、やることも違ってたりする。


黄色い帽子を被って出てくる小さいモノ達や、
茶色い着物を着て、道端を掃いている萎れた者。
  
色んな色んなモノ達がいる。
 
 
そのうちに、この立って歩くモノ達は、
何の意味があって存在してるのかも分からなかった
岩を食らう生物を見つけ出し、
 
「うわぁ、面白い」
という意味を存在させる事に成功した。

さらに別の者は、この生き物に
「嫌っだぁー、気持ち悪い!」という意味を
生み出す事にも成功する。


たった1個の点は、そんな無限の 
たくさんの たくさんの違いを生み出し、
今、137億年もの長い時間、
飽きる事なく続いている。


短い首と、跳ねるえりあし。
くるぶしの分からない足首を持つ私は、
3日で飽きない宇宙を形成するための
唯一無二の不可欠な存在。。
 
 
誰にも真似できまい。ムハハハ。。
これでいいのだぁ。

  
存在は、存在するだけで、素晴らしい。

そして「意味」という遊び道具を持つ
人間は、生物歴史上最強に面白い。

凄いわぁ。宇宙って。