早いもので、もう8月が終わろうとしている。

台風台風で大荒れの中、8月は過ぎ、9月に突入するのだろうか?

 

さて、今日は図書館で予約待ちしていた漫画「宇宙兄弟42巻」を借りてきた。

何か月待ったことか。

 これが8月最後の読書!?となりそう。

 

43巻以降も随分前に予約しているけれど、数ヶ月先になるだろう。

タダFREEで読もうとしているのだから、致し方ない。

いつも順番が回ってきた頃は、前回どういう話で終わったか忘れているあせる

次巻までの道のりは長い。LONG TIME!

小説としては下矢印こちらが今月最後の読書となりそう。

ロング・プレイス、ロング・タイムとカタカナ表記なので、思い浮かぶ英語は

LONG PLACE LONG TIME
 

しかしWRONG PLACE WRONG TIMEなんですな!!

意味が全然違う

WRONG PLACE WRONG TIMEは、

たまたま間が悪い時に間が悪い場所にいたために不運(犯罪)に巻き込まれる事

を意味する英語の言い回しらしい。

 

あらすじは長くなるので、上に張り付けたサイトの解説をご覧あれ。

 

 

タイムリープSFものは、その世界に没入するまで時間のかかる私。

場合によっては没入し切れず放棄する時も。

しかしタイムリープを扱った、今年はじめに放送されたクドカン脚本のドラマ

「不適切にもほどがある」は、かなりのめり込んで楽しんでいた。

 

 

WRONG PLACE WRONG TIMEは女優のリース・ウィザースプーンが始めた

ブッククラブの選書とのこと。

リース・ウィザースプーンという女優さんの出演した作品を一つも見ていないので、

私は彼女を知らなかった。

そもそもブッククラブとはなんぞや?と。

上差しこちらの記事は途中から会員限定となってるので、さわりだけ見てね。

 

ウィザースプーンの選ぶ本は女性の生き様がテーマになっているらしく、

日本でベストセラーになったものとしては

「ザリガニの鳴くところ」も彼女のブッククラブの選書。

僭越ながら拙ブログのその感想の記事下矢印

女性の生き様がテーマであるから主要なターゲットは女性読者だけれど

幅広い読者層に読まれ、ウィザースプーンブッククラブの選書はよく売れるのだとか。

 

さて、WRONG PLACE WRONG TIMEのあらすじの補足および感想を。

最初は例によって「眠る度に過去に戻る」という設定に無理があり、

なかなか読み進められなかった。

登場人物が多く、覚えられないので、いちいち最初のページの主な登場人物一覧

見返すのが面倒でもあった。(自分の覚えが悪いのをさておき)

 

どんどん過去にさかのぼっていく事を家族に言っても当然家族は信じてくれない。

疲れてるとかストレスとか言われる。

夫に信じてもらう為、未来(?!彼女にとっては過ぎた過去?!)で見た事故を、

夫に見せようと事故現場で夫と待つ主人公。

事故は(当然?!)起こり、それで一時的に夫は信じてくれるが、翌日にはまた

過去に戻るので、全てなかったことになってしまう泣き笑い

 

職場の同僚にタイムトラベルの研究で博士号をとった学者を紹介してもらい、

相談する主人公。

ブラックホールの論文でその学者がいずれ受賞すると(未来から来た)主人公は

知っており、それが切り札となって「未来から来た」という普通なら信じられない

彼女の話を信じてくれた学者だが、次に会った時には過去に戻ってるので再び初対面絶望

なので一から主人公は説明を始める。彼はいつも彼女を信じてくれるのが救いだが、

主人公と共に読み手のこちらまで「あ~、また振り出しに戻るんかい。」と疲れてしまう。

 

そして身近な人の嘘と偽り・・・

章の終わりに「ええ~、そうだったの!と驚き、早く先が知りたくなって読む。

息子の事件を解決する為に過去に戻っているのだと思っていたが(主人公も)、

実はそれだけじゃない!?

散りばめられた伏線は最後には見事に回収される。その発想が見事。

 

小説本文の最後にヒステリック・ストレングスという言葉の説明がある。

ヒストリック・ストレングスとは火事場の馬鹿力のこと。

人間が通常では考えられない限界を超えた力を発揮する事を指す言葉。

大抵は生死に関わる状況にあり、特に母親が関係することが多いとされる。

生まれたばかりの赤ん坊を救うために、母親が車を持ち上げるなど莫大なエネルギーを生み出した事例が報告されている。

更にタイムループなどの超常現象に関する報告もあるが科学的に立証されたのもはない。

経験者によると、ヒステリック・ストレングスにはしばしばデジャヴを伴うという。

この物語は息子を殺人者にしたくないという母親(主人公)の強い思いが

ヒストリックス・トレングスを生み出したという事をにおわせてるのかな。

タイムループするには体重の一千倍の重力が必要と物語中に出てくるんだけどね滝汗

子を思う強い思いから、この物語は始まっている!?

超話題のタイムリープ×ミステリ×家族小説となっているのはその為。

確かに後半は家族愛ハートの要素が強い。

 

結局、さらっともう一度読み直した。

そうすると「この時のコレは、そうか、アレね。」と繋がり、それはそれで面白かった。

 

さて、近付く台風10号史上最強クラスとの事叫び

毎回その言葉を聞くが、それだけ毎回危険度が増していると思うと恐ろしいドクロ

すごいエネルギーがありそうだが、タイムリープは無理だろうな!?

 

台風にはくれぐれもご注意下さいませ。