港区郷土歴史館で開催されている匠の世界を見てきました。
 
木工芸で人間国宝&港区名誉区民の中䑓(難しい字、ナカダイと読む)瑞真
港区指定無形文化財保持者で彫金師の服部雅永の作品展。
作品は全てこの郷土歴史館蔵。
写真が撮れないので、この上差しポスター(フライヤー)と、
休憩室で流れている映像をカメラで撮ったものくらいしか
お見せできないのが残念。
これは服部氏が刀の鍔を作っている過程。
彫っている過程ではなく(写さなかったアセアセ、左下は象嵌(金具をはめ込む)の過程。
服部氏いわく「鏨(たがね)は彫金師にとって命のようなもの」
とは棒状の鋼鉄材の先端を様々な形に加工して作られた工具の事。
 
刀の需要がなくなり、フライヤー右のフクロウオカメインコのような作品(彫金額)を
作るようになったようで、いくつか展示されていました。
材質がキラキラ宝石白光るのもあってか(光モノ好きな私)
とても素敵な作品でを彫った作品が一番気に入りました。(が、写真なし)
 
木工芸の中䑓氏はもともと茶道関連の物(棚とか道具入れ)を
作っていましたが、昭和30年代に入って日本伝統工芸展へ出品するも
落選の憂き目にあい、指物(釘を使わず木を組み合わせるもの)への限界と
独創性の重要さを感じるようになり、刳物(くりもの)製作に精力を注ぐように。
フライヤー左のような作品を造り続けるようになりました。
刳物には不向きというの作品が多く、よく切れる小刀を使って
丁寧に仕上げることで、桐特有の光沢キラキラのある木肌の作品を生み出しました。
 
さて、企画展がなくとも、こちらの建物、これだけで十分見ごたえがあります。
入って見学するのは無料。
この建物はロックフェラー財団の寄付によって建てられた元公衆衛生院
 
今週最終回でしたが「ウチの娘は、彼氏ができない!!
というドラマテレビでこの建物は大学として使われていたようですね。
見てなかったので、最終回だけ録画して見たけれど出てこず、
そしてビックリ、うちのマンションが出てました汗
設定から想像すると主人公・菅野美穂の自宅として今までも写ってた?
(菅野美穂さんといえば約10年前、うちのマンションのエレベーターホールで撮影中目撃、
これまでTV撮影に何度か使われていますが、築年数増えたのでショック最近撮影ほぼなし)
 
正面から入ると吹き抜けのホール
 
建物の説明は面倒なので汗この上差し写真で。

 

さて、こちらの歴史館へのはいり口にちょっと前まで左のような

写真カメラに撮ると3Dっぽく写るイラストが描かれていました。

左は昨年ここのお向かいの瑞聖寺へ行った時に撮ったもの。

その時の記事はこちら

注意こちらの歴史館の事には全く触れてません、コメントにはあり)

バスで通った時に「あれ?なくなってる?」と思ってましたが、

やはり今日来たらありませんでした。

奥に写っている守衛さん(?!)に伺ったら期間限定だったとのこと。

もう今後は何も描く予定はないとのことでした。

 

 

 

 

左上 旧院長室 床が寄木細工

左下 旧女子寮だった6F 

右下 旧講堂入口

講堂の左右の扉の上に掲げてあるレリーフは
新海竹蔵作のもので左が羊、右が葦鷺(あしさぎ)
内田祥三の設計になる建築物に新海武蔵の作品が設置されているのは
東大総合図書館のメダリオン・レリーフ
東大医学部付属病院のレリーフ
となるそうです。
 
 
 
 
 
歴史館前に桜桜の木がありますが、まだちらほら咲き。
でも今日は暖かだったので、一気につぼみがほころぶかも!?
 

帰り際、桜が綺麗に咲いてるところもありました。

今週辺りどこも見頃になるのかな?