スリープ(原題:잠)、観てきました。
チョン・ユミ×イ・ソンギュン。
若くしてこの世を去ってしまったイ・ソンギュンの遺作の内のひとつ。
このポスターや「隣にいるのは誰ですか?」のキャッチフレーズだけでは正直どんな話なのかが読めない。
「夢遊か、怪奇か、はたまた狂気か!」の一言も、確かにそう!!って感じ。
夫が突如、夜中に起きて奇行に走る。
その原因を突き止めるために夫婦で奔走しているうちに妻もおかしくなって…
結末部分からは笑えてしまった(笑)
オカルトなのかサスペンスなのか…散々翻弄させておいて、奇行の原因はそうなんだ???みたいな。
なかなか面白いスト―リー展開だった。
笑えるシーンはほぼなし。
アクションもなし。
明るいシーンもなし。
どんな人がこの作品を好むか…
一言で説明するのがちょっと難しいけれど、少なくともラブコメ好きには不向きでしょう。
そのくらいかしらね。
にしても主演の2人はやっぱりすごいわ!
特にチョン・ユミの役どころは可愛い奥さんと狂人のギャップを見事に演じていたと思う。
ちなみに映画を観終えたMさんの感想…
随分お金をかけてない映画だったね。
これをエンドロールが終わった直後に言うものだから『第一声目がそれ』と可笑しくて
まぁ、確かに言われてみれば登場人物も少な目だし、ロケ地も限られているし、派手なアクションもないし。
SFもののような壮大な映像が好きなMさんにはちょっと物足りなかったかもね。
でも“お金をかけていないのに”、カンヌ国際映画祭に招待されるってことはそれだけ深みがあるってことなのでしょう。
ワタシ的には今年に入って観た韓国映画の中でベスト3に入ります