宇宙からの使い者でしょうか?

最近のリンツは雪空雨空が続いているが、時折晴れ間が見える

今までの人生で、この人はこの事の為だけに宇宙から投入されたと思えるご縁が何度かある。その中でも不思議なご縁の話。

2013年、娘が生まれた後、家でも練習出来るようにとグランドピアノの購入を決意

家にピアノが来てから、プライベートレッスンを募集しようかとネット上にチラシを掲載すると、数名の生徒さんが集まった

数カ月後、お問い合わせの電話が

女性「チラシ見ましたが、日本語教えてますか」

私「えーっとピアノは教えてますが日本語は教えてませんが」

女性 「はい、知ってますが、教えてくれないでしょうか」

私 「日本語は教えた事がないので。。」

とお断りすると

女性「それでもお願いします」

と。。

しばし主人と相談後、

私「教えた事がないのでどうなるかわかりませんが、とりあえずやってみます」

とお引き受けする事になりました

初めてのレッスンに現れたのは、40代前半の綺麗なお母さんと16歳の賢そうな息子さん

どうやら、チラシの1番下に

     言語 ドイツ語 日本語

と記載していたキーワードに引っかかったようだ

お爺様が日本が大好きで日本語に興味を持ったそうです

3回目のレッスンの時、お母様に仕事は何ですか?と聞くと

「わたしは、医者です」と。

レッスン後、帰り際に

「何のお医者さんですか?」と聞くと

「婦人科専門です出産ではなく難しい病気や難しい出産専門です」

一瞬、びっくりしすぎて言葉が出なかった

なぜならその時、一回目の子宮頸がんの手術後、もう一度手術をしなければいけない時だったので、

この偶然に驚きを隠せず、こちらの状況を彼女に説明した。

偶然にも彼女が働いている病院は、娘を出産した大学病院

翌週のレッスンの際、気になって下さっていたようで

「良かったらうちの病院で診ますよ」

と仰ってくださり、転院を決め有り難くお願いする事になりました

そして検診の度に小さな手術をしなければいけなかった私に、手術前必ず、覚えた日本語で

「だいじょうぶですか?」

と声をかけてくださった事が、どれだけ有り難く心強かったか、今でもその感覚感情は忘れられない。

その後、息子の出産の立ち会い、子宮摘出まで3年半大変お世話になりました

肝心の日本語レッスンは始めてから2ヶ月くらいしたら、病院のお仕事が忙しくなり続けられず、息子さんは半年後ドイツの大学が決まり終了

ピアノレッスンを始めて８年間日本語の問い合わせは一度きり

不思議なのが、探せばちゃんとした日本語クラスはあったと思うけどなぁ、と言うこと。

この不思議なご縁に、私は本当に守られていると思った。彼女のおかげで不安も少なくわたしは身を任せる事が出来た

一つ一つが繋がり、宇宙は最高最善を常に用意してくださっている。

人との繋がりはどんな繋がりでも愛の繋がりだと思う。

ご縁のある方々に心より感謝です

ありがとう ありがとう ありがとう