長女Aさん

一昨日朝からママと喧嘩してます

その前日ママが用意した弁当を食べず

に塾の春季講習から帰宅したらしい


長女A「鳥肉が入ってたから食べれない」

ママ「そんなのダメ!」


と押し問答。互いに譲らず平行線。。

我が家ではインコ🦜を飼ってます。

それで長女Aさんは大の鳥🦆好き。


でも今まで鳥肉が食べれないなどと

言った事がなく。アレルギー持ち

でも無い。


通勤に向かう途中のパパ。


「子供の頃、なぜ生き物を食べるのか

可哀想に思ったこと」

をふと思いだしました。


そして


「これは国語学習の良いテーマ

になるのでは?」


と考えました。


つまり


「動物愛護と人間の食の営み」

「自然界の循環」


といった視点で長女と会話出来ないか


という事でした。


ここは

父の出番であろう!と張り切って

調査開始(通勤電車内)。


早速Google先生に尋ねますと笑)


愛鳥家と呼ばれる人々の中に

一定数 鳥肉を食べない人が

いるらしい事がわかりました。


ネット時代ですから、長女も

何処かでそう言う情報を知った可能性

があります。


個人信条によるものですので


長女Aさんに

「大人になって自分で稼ぐように

なってから好きにすれば良い」

と言わざるえないか?

それは現在の彼女には

余りにも理不尽な物言いなので


これはあくまでも

最終手段と心得なくて

はなりません。



また

「なぜ今になって突然言い出したのか」

について「知恵袋」に取材笑)しますと



クラスメートが意地悪で

鳥好きの子に「鳥好きなのに

鳥肉食べるオマエは変!」と揶揄する

いじめっ子の話が出て来ました。


https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14108474104


ははーん。

ありそうな。


そこで、そうだと仮定して

意地悪な級友にキッパリ言い返し

対抗する為の理論武装を

長女に授ける作戦を考えます。


読書経験と

国語学習の出番です。


すぐに浮かんだのは

高名な動物写真家でエッセイスト

星野道夫さんの素敵な本。


その中に


アラスカの先住民猟師による

カリブー狩りと

エスキモーの鯨漁の話


があるのです。


人間をふくむ自然界で

食うもの食われるものの

関係性 


それはいのちのやり取り

だという事


エスキモーも鯨を天の恵み

と感謝して

余す所なく食べ切る事など


写真家目線で静かで

それでいてアラスカの自然や生き物

と人々への敬愛が読み手に伝わる 

パパの大好きな本。

中学入試の国語にも採用された

ことがあります。


https://www.shogakukan.co.jp/books/09411191


帰宅して夕ご飯を一緒にしながら

どういうことで 鳥肉がイヤになったのか

長女Aさんに聞いて見ました。


やはりクラスの男の子に

鳥好きなのに唐揚げ食べてるなどと

からかわれて

上手く言い返せなくて

悲しくて悔しかった


それでどうしようも無い気持ちで

家庭でもそんな振る舞いになったと。


予想通りです!

そこで

パパは大好きな星野道夫さんの

本の中のお話しをして


だい好きだから

感謝して食べるんだよ。

自然界では皆そうして

大切にいのちのやり取り

をしているよ。

逆にたべないのは

命を粗末することじゃないか。


愛鳥家が鳥を食べても何にも

おかしくない。

あなたは間違っていない。

堂々と言い返しなさい!

と伝えました。


長女Aさん安心したのか

笑顔が戻って

元気に。



自分の考えを整理して

しっかりと回りの人に伝えることが

大事だとわかったかなー?


国語の勉強ってそういう為にあると

本人もわかったということでした。


もちろん

人によって意見は違いますよ。


正解の無い問いというものも世の中

にはあります。

正解のある事の方が

ずっと少ないことも

いずれ分かるでしょう。


だからこそ

自分をしっかり持って

発信することが大切!


という事で

「失敗先生俺みたいになるな!」

の様な感動エンディングで1日終了。


いつも通りの機嫌で

おやすみなさい🌙

しました。


以上

受験勉強がこんなところで

役に立つ、というお話しでした。



追記:

 星野さんの本は以前 予習シリーズ

  の国語で見つけ

  (コクガンの賭け、という

  タイトル)

  長女が欲しがって

  買ってあった本でした。

  本人はカリブーの話しも

  ちゃんとクジラ漁の話も

  知って覚えてましたウインク


  長女Aさんは日本野鳥の会に

  入いるくらい鳥命です。