貴乃花道場の商号を変更
 一般社団法人貴乃花に

「身体知論や自身の哲学を全国各地で発信したい」




貴乃花光司


大相撲の元横綱の貴乃花光司氏(51)が11日、インスタグラムを更新。これまで活動してきた一般社団法人の貴乃花道場を「一般社団法人 貴乃花」に商号を変更することを発表した。


商号変更とともに、運営体制も一新するという。「新体制の第一歩として懇親会を開催する運びとなりました」と6月1日に横浜市内で開くと記した。


「今後は相撲を通して体得してきた身体知論や自身の哲学を、講演会やイベントを通して全国各地で発信していきたいと考えております」と新たな法人の狙いも説明した。


貴乃花氏は2018年9月に日本相撲協会を退職。翌19年5月に「貴乃花道場」の設立を発表していた。








【若乃花の目】

大関陣の奮起に期待
「やっぱり格が違うんだぞというのを見せつけなければ」

<夏場所展望>

大相撲夏場所は12日、東京・両国国技館で初日を迎える。日刊スポーツ評論家で元横綱3代目若乃花の花田虎上氏(53)が夏場所を展望した。








最後に話したいことがあります。4月に悲しい出来事がありました。同期の曙の死です。若い頃、お互いに苦しい思いをして、真剣勝負をしたからこそ土俵では憎み合って戦ってきた、言葉はなくても心を分かち合えた仲間です。「よく頑張ったね。また会おうね」。悲しい中、ひつぎに眠る彼にそう言えたのが、せめてもの慰めです。

無理をして太ることが一番の原因で、そこは食生活に問題があります。何がいけないのか、どう改善すれば、そんな風評を覆せるのか-。これは科学的にデータを取って分析するとか、協会に取り組んでもらいたいことです。そうでないと親御さんも安心して子どもを相撲界に送り出せません。1人の力士の死から目をそらさず、ぜひお願いしたいと思います。では、明日の紙面から日々の評論も、ご一読のほどよろしくお願いします。(日刊スポーツ評論家)