八角理事長、

力士数減少歯止めへ総力結集 

旧宮城野部屋問題にも初言及

「今は修業の時期」再興の可能性も示唆…単独インタビュー

2024年4月12日 5時0分
スポーツ報知


新たな任期を迎えて抱負を熱く語った日本相撲協会の
八角理事長


3月に再選し、実質5期目を迎えた日本相撲協会の八角理事長(60)=元横綱・北勝海=が11日までにスポーツ報知の単独インタビューに応じた。力士数減少に危機感を示し、新弟子発掘へ親方衆の“総力結集”を掲げ、来年にはロンドン公演を行う計画を明かした。また、元幕内・北青鵬の暴力問題で、当面閉鎖となった宮城野部屋の話題にも協会トップが初めて言及。将来的な再興の可能性を示し、宮城野親方(元横綱・白鵬)に出直しを求めるとともに、今後の成長を願った。(取材・構成=三須 慶太、今関 達巳)







 ―宮城野部屋も当面閉鎖で伊勢ケ浜部屋に転籍という厳しい対応となった。


「宮城野親方が見て見ぬふりでは部屋を持つ資格がないと思っていました。ただ部屋を取り潰したわけではなく、努力していれば、いずれチャンスがあるわけです。だから“預かり”という形にした。今は修業の時期だと思ってもらいたい。頑張って認められれば、すぐに(部屋再興が)できるわけですから。個人的には(預かり期間を)あまり長くする必要はないと思っています。将来的に『この時期があったから、今の繁栄があるんだ』と思えるぐらいになってほしいです」