【玉ノ井親方 視点】
若元春に完勝した琴ノ若
「大事な一番をものにした。修正能力の早さも新大関の持ち味」
大事な一番を琴ノ若がものにした。若元春との2敗対決は、優勝争いに食らいつく意味でも絶対に落とせない相撲だった。
その気持ちが取口によく表れていた。立ち合いはもろ差し狙いで腕をクロスさせながら当たった。しかし、差し手にこだわらず、突き起こして勝負した。相手がおっつけて防ごうとするところを、振りほどきながら休まず突いて出て押し切った。
先場所の反省が生きた一番だった。初場所では、突いてくる若元春に対し足が前に出ていかず、喉輪で押し込もうとしたところをいなされて、体を入れ替えられて押し出された。しかし、この日は立ち合いから足がよく前に出ていた。一歩目の左足の踏み込みが鋭く、手と足が連動していた。それが突進力につながった。
若元春も必死に突っ張って応戦したが、琴ノ若には天性の体の柔らかがある。相手してみれば、突っ張りを吸収されるような感覚だったのではないか。
2日目の朝乃山戦はいいところなく敗れた。フワッとした中途半端な立ち合いで、一方的に持っていかれた。しかし、それ以降は立ち合いを見直して、しっかり踏み込めるようになり、内容が良くなった。修正能力の早さも新大関の持ち味だ。
中日を折り返して貴景勝や豊昇龍も安定感を取り戻し始めている。新入幕の尊富士や大の里も好調を維持している。うかうかしていられない状況だが、集中力は日に日に増している印象。気持ちが緩む心配は必要なさそうだ。
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【17日はこんな内容】
— NHKサンデースポーツ (@nhk_SunSports) 2024年3月16日
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