【玉ノ井親方 視点】

大の里は上位との力の差はまだまだあるが、
のびしろはいくらでもある
<初場所11日目>
大の里(右)を
下手投げで下す豊昇龍

<初場所11日目>
豊昇龍(右)に下手投げで
敗れた大の里

◇大相撲初場所11日目

 ●大の里
(下手投げ)
豊昇龍○
  
(2024年1月24日
 両国国技館) 

 やはり上位の壁は厚かった。前日の琴ノ若戦に続いて、大の里の大関初挑戦は一蹴された。

 もろ手で立って失敗した前日の取組を反省し、豊昇龍戦は右差しを狙っていった。

 うまく右が入って“よしっ”と思ったのだろう。そのまま右半身の形で前に出た。ただ、上背がある分、腰が高くなってしまった。大関に右から投げを打たれ、土俵に転がされた。

 豊昇龍は右四つの形になると、必ず右から投げを打つ。左上手は止めるために使っているだけで投げはない。その癖を分かっていたら、攻め方も違っていたはず。


 大の里はまわしを切るのがうまい。左をあてがいながら、豊昇龍の右下手を切って攻め込んでいれば、展開も変わっていただろう。

 ただ、そうした対処法も経験を重ねて覚えていけば良いだけのこと。今は全てが勉強。まだまだ上位との力の差はあるが、伸びしろはいくらでもある。 



 (元大関・栃東



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1月24日
大相撲ラジオ解説📻
は…
玉ノ井親方だったよ🤗💗


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