「宇良の右腕大丈夫か」帰ってきた照ノ富士の怪力に場内騒然
照ノ富士を称える声と宇良を心配する声が交錯
【玉ノ井親方 視点】
照が宇良にあれだけの相撲が取れたということは、順調に仕上がって戻ってきた証拠
◇大相撲初場所初日
○照ノ富士
(押し出し)
宇良●
(2024年1月14日
両国国技館)
ちょっと粗っぽい強引な取口だったが、照ノ富士が危なげない相撲で3場所ぶりの白星を挙げた。3場所も本場所から離れると、横綱といえどもそう簡単には勝てない。内容よりも結果重視になるのは当然。宇良にもろ差しを許す形になったが、外四つで相手の腕を極め自由に動けないようにした。最後は前に出ながら、小手に振って勝負を決めた。
宇良は体が柔らかいから腕を極められても無事だったが、一歩間違えればケガしてもおかしくない相撲だった。
おそらく横綱は最初から懐に入られても良いという作戦だったのだろう。何を仕掛けてくるか分からないくせ者の相手でも、捕まえてしまえば怖くない。あえて脇を空けて、もろ差しになるように誘ったようにも見えた。
おそらく横綱は最初から懐に入られても良いという作戦だったのだろう。何を仕掛けてくるか分からないくせ者の相手でも、捕まえてしまえば怖くない。あえて脇を空けて、もろ差しになるように誘ったようにも見えた。
膝や腰のケガが続いて土俵から遠ざかっていた横綱だが、宇良にあれだけの相撲が取れたということは、順調に仕上がって戻ってきたという証拠だろう。