【玉ノ井親方 視点】


貴景勝にも完勝

大関戦連破の豪ノ山は素晴らしい相撲が目立つ


大相撲九州場所7日目
   
 2023年11月18日 
   福岡国際センター  

 どちらが大関か分からない一番だった。豪ノ山の良さは誰が相手でも決してひるまず、立ち合いからぶちかましていくところ。貴景勝にすれば真っ正面から当たれるだけにやりやすかったはずだが、内容は完敗だった。豪ノ山の圧力に押し込まれ、苦肉の策で左からいなそうとしたものの、逆に右を差され体が浮いてそのまま寄り切られた。
 これで豪ノ山は前日の霧島に続き、大関戦連破。今場所は3勝4敗と星が上がっていないが、素晴らしい相撲を取っている。特に2日目の大栄翔戦は、あの馬力のある相手を2度も引かせて慌てさせた。負けはしたものの、引かずに攻め続けた相撲が大関戦に生きている。
 一方の貴景勝は足が前に出ていない。動きがぎこちないというか、本来の状態ではない。やはり場所前に痛めた首が気になっているのかもしれない。

(元大関・栃東)








今日の幕内解説は…
玉ノ井親方だった
(*´˘`*)♡





○玉ノ井部屋𝕝𝕟𝕤𝕥𝕒𝕘𝕣𝕒𝕞