久し振りにダン・ブラウンの小説を読みました。

映画でもお馴染み、ロバート・ラングドン シリーズの最新作❗️…といっても出版されたのは2017年💦

ラングドン シリーズの5作目ですね。

読む気になったのは、最近WOWOWでドラマシリーズ『ロスト・シンボル』を放送していたからなんです。エピソード10まであるのですが、これが面白くなさすぎて…😅

小説は面白くて一気に読んだ気がするんですが、ドラマはなんかダラダラしてて…😓苦痛になってきたのでエピソード5までみて中断💦

「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」は小説も映画も面白かったんですけどね。

…で「インフェルノ」は映画で観たし(あまり面白くなかった、というか印象にない)

そこで「オリジン」を読んでみることにしました。

今回はスペインが舞台。

そして…

"われわれはどこから来て、どこへ行くのか"という人類最大の謎がテーマです。

※当然、ゴーギャンのこの絵も出てきます。

それを解き明かした元教え子 カーシュに呼ばれラングドンはスペインへ行きます。が、発表直前にカーシュは殺されてしまった。


ここで、またもや巻き込まれたラングドンは、お約束の美女と逃亡しながら、その謎を追っていく、という いつものパターンです😅

ラングドンが呼び出されたのはスペイン ビルバオのグッゲンハイム美術館。

近代美術は苦手です…😓
ラングドンもそうみたいです。
ラングドン曰く、「何が"現代美術"で、何が奇をてらっただけなのか、見分けづらい」
全くもって同感。


この蜘蛛って、六本木ヒルズにあるアレですかね❓️
小説の中では、この蜘蛛の〈ママン〉はミケランジェロの〈ダヴィデ像〉と同様、だと。
❓️❓️❓️
作中、ガイド(AI)の分析解説を聞いてなるほど、とは思う。好きじゃないけど。
あと、日本の中谷芙二子さんの〈霧の彫刻〉という作品も興味深いです。
作中のAIガイドによると、概念芸術の典型例とのことです。現代美術は制作よりも発想に基づくものであることが多い、と。なんか解ってきた❓️気がする。
中谷芙二子さんの作品は日本にもあるようなので(当然か😅)、観てみる、というか体験してみたいですね。

ま、そんな近代美術についての話や、カーシュの殺人、カーシュが発表しようとしていた謎、誰が彼を殺したのか❓️また、他にも誰が狙われているのな❓️など、面白くて、眠いのにどんどんページが進みます。

途中からバルセロナへ行き、ガウディのサグラダ・ファミリアへ。
行ってみたいです☺️
内装も凄そうで。
ま、ここにきたのも手掛かりを追って、なのですが…

今回はAI(人工知能)が登場します。
このラングドンの元教え子のカーシュって人はITの寵児、みたいな人で、宗教を否定しています。ま、それは彼の過去にも関係があるのですが。
科学 VS 宗教。
ここで出てくるAIのウィストンという彼がなんかいい感じなんです。
凄すぎて…

他、ウィリアム・ブレイク関係も登場。
彼の詩や絵画が。
ウィリアム・ブレイクは以前、山田五郎さんの解説を聞いて興味を持った画家です。
「ぶらぶら美術館」だったかな。※残念ながら この番組、突然終了してしまいましたよね-😭
ウィリアム・ブレイクの宗教観からは、すべての宗教は一つであり、人はどのような宗教を信じるかにかかわらず平等である。どんな人間の姿にも、神は宿りたまうからだ。だそうです。

IT関連の話が苦手な私は、最後の巻、途中から、ちんぷんかんぷん🥴になってきて…
なんとか理解できた❗️❓️と思う😅
また読み返したら、劇的に解るのかもしれません。「ダ・ヴィンチ・コード」も2回目で最後、府に落ちた、というか "ああ〰️❗️そうだったか❗️" と、感動したし。


🇪🇸感想🇪🇸
※ネタバレしている箇所があるのでこれから読む方はピンクの文字は飛ばして下さい。

🤖大元の筋はなんか早い段階で検討ついた。

だっていつも怪しいやつは犯人ではなく、味方だと思ってたやつが危険なんだもん💦


🤖…でカーシュの発表しようとしていた内容、正直、殺される程の❓️って感じでした。また読み返したら凄いことなのかもしれないけれど。


🤖AIのウィルソンがいなくなるところは、なんか寂しくしんみりしました😢


🤖ちょっと納得いかなかったのは、他に巻き添えで殺害された人達。いくらなんでも、その理由じゃあ…納得できない。どこまでをカーシュが考えていたのか、それとも例の彼の独断か😨


🤖そして、殺害を命じられた元軍人が気の毒。利用されただけじゃん😰これもまた、どこまでカーシュの案なのか❓️そして、カーシュは反教会のテロ組織へ投資していたのか❓️それともこれはただ言うことをきかせる為の詭弁❓️


🤖いずれにせよ、カーシュって酷いヤツだと思いました😅


🤖スペイン国王(架空)の話は想定外だったけど、良かった。なんか感動しました🥲

🤖最後に、このラングドン シリーズに登場するヒロインって、いつもなんか好きになれない。男性からは魅力的そうだけど、その枠におさまっていて、いつも気の強い美女で。ただの嫉妬かもしれませんが😅

以上

これこそ、映画にして欲しい作品です。
映像だと、頭のワルい私が理解できなかった後半のあの辺りも解りやすいかも❗️❓️
流石にトム・ハンクスはきついのかな❓️
この作者ダン・ブラウンさんの方がロバート・ラングドンのイメージだな。
まだまだラングドン シリーズのネタが12ほどあるらしい。どんどん本にして下さい❗️
ダン・ブラウンはお父さんが数学者、お母さんが宗教音楽家、奥さんが美術史研究者で画家、とのこと。
そして弟さんは作曲家らしく、今作で彼の音楽が登場していた。
色々なものに精通していて、造形が深いからこそ、こんな柔軟な作品が書けるのかな。と。
主人公ラングドンも無神論者ではあるけれど、否定はしない。

そして、
必ずしも、テクノロジー(科学) VS 宗教 にはならないのでは❓️
どちらも共存して進化していくものでは❓️
色々な宗教の神は捉え方の違いだけで、一つのもの なのでは❓️
神、宗教、または宗派が違う、といって軽蔑し、排除し、争い合う人達には反対です。
そんな狭いもんじゃない。

そんな事を思いながら読み終えました。

そして今、開催中の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」に行ってみたい。
※イマ、滋賀県→名古屋のようです。

…と同時に 久し振りに志摩スペイン村に行ってみたい❗️
あそこ、出来たばかりの頃3回も💦行きましたが、ガウディをイメージした広場や建物やカルーセルがあって楽しめるんです✨