先日お出かけの際、観た映画(バレエ)です。

一週間限定で上映。

マシュー・ボーン、と言っても映画監督の人ではありません。
あちらはマシュー・ヴォーン。※『スターダスト』『キック・アス』『キングスマン』の人

ニュー・アドベンチャーズを率いるバレエ演出・振付家のマシュー・ボーン作品です。

数年前に東京での舞台を観て素敵だったこともあり、久々に観ました。

その時はこんな感じ↓

今回、上映されるのは2023年ロンドン公演、と最近のもの。キャストも違っているんだろうな~(主役のオーロラ姫以外は別キャストでした)と思いつつ、前も観た作品だし、そこまでの期待はせず。ただ久々にバレエが観たかったから劇場へ足を運びました。


チャイコフスキーの三大バレエの中で、この「眠れる森の美女」は ほぼ 観ません。

舞台も音楽も衣裳もとてもロマンチックで素敵なんですが、ちょっと退屈で💦最後の幕で赤ずきんと狼や青い鳥の登場するシーンは好きですけど。


ま、そんなこんなで観てみると…


とても素晴らしかったです💖

舞台鑑賞時も、いい意味で "思っていたのと違う" 設定の斬新な「眠れる森の美女」に驚き、感動して帰ったのですが、今回はそれ以上❣️
よりダークな感じに仕上がっています🦇
2回目なのでストーリーよりもダンスに集中して観れたし、スクリーンだと表情もよくわかって面白いし、衣装、舞台の素晴らしさなど細かな所もわかります✨
華やかでダークなゴシックロマンです💖

ストーリーはご存知、ペローの童話 眠れる森の美女。
しかし設定は1890年。
子宝に恵まれない国王と王妃が闇の妖精カラボスの力を借りてオーロラ姫を授かります。(…ていうか持ってこられた💦)
しかし、それへの感謝の気持ちを忘れてしまった為、カラボスを怒らせてしまう。
これってカラボス悪くないんじゃない😨❗️❓️

最初に登場のベビー オーロラ姫が可愛いです💓…といっても "人形" なんですが、実にいい動き❗️激しく動いて召し使いたちをてんてこ舞いさせます。

そして妖精達の祝福のダンス❗️
このシーンが実に妖しくも美しい✨
ソロもあります。それぞれが個性的なバレエを魅せてくれます。妖精っていってもなんかダークな雰囲気だよねぇ🥲
日本人ぽいキャストも。あとアフリカン系❓️の男性がスレンダーで動きもよくかっこ良かった❗️
ま、ここは全員素晴らしい踊りでした。

そしてカラボス登場❗️
よくあるバレエ「シンデレラ」の継母のように男性ダンサーが妖艶に演じます。
オーロラ姫に呪いをかけるも、さっきの妖精たちに呪いの一部を跳ね返され追放されます。
そしてカラボス、どうやら死んでしまったよう。
え~😰なんか可哀想💦

月日はたち、オーロラ姫 成人の日。
この成人したオーロラ姫、やんちゃ、というよりかなりお行儀が悪い💦マシュー・ボーンは野生児って言ってます😅
すぐにブーツやドレスを脱いだり…動き回る。

そしてどうやら恋人がいるようです。
王子ではなく、森番のレオです❣️

しかし、カラボスの呪いは有効で…
なんやかんやあって結局、100年の眠りにつくオーロラ姫。

ここで、レオもあることをして100年生きるようにしてもらったんです。
まさに、悪魔に魂を売るような…
でも、それほどオーロラ姫が好きだったんですね😢

そして100年たったら、もう現代❗️オーロラ姫の城は名所的スポットに。
そして、城門前のホームレス。
なんとレオ❗️
こんなになってまで…けなげさに涙😢

目覚めの時となり、妖精のリーダー、ライラック伯爵の手を借りて、城へ乗り込みます。
スウェットでひたすら走る、走る🏃
まるで「ロッキー」のように走る、走る🏃

城では、眠っていたオーロラ姫になんとカラボスの息子カドリックが惚れてしまっていたようです。なんと、姫を自分が目覚めさせようとキスをしちゃうのですが、無理、無理〰️😫
…で、レオにキスさせて目覚めさせて、自分がオーロラ姫と結婚しようとするのです❗️
なんか倒錯してるな~。

ええ〰️😱どうなることやら。

🌹少し感想🌹

💖舞台装置としてベルトコンベアのようなもので、止まっていながら流れてくるのが幻想的でした。特に妖精の登場シーン。
鈍い私なら乗るの難しそう💦なんて考えてたり。

💗幕が開く毎に、時代も代わり、ダンスも進化していきます。最初のロマンチック・バレエからよりモダンでコンテンポラリーなバレエへ。

💖そして曲と動作がピッタリ❗️このバレエ団は生オーケストラではないんですが、ホントピッタリ決まってる❗️
どのシーンも絵画のように美しい✨

💓マシュー・ボーン作品の中ではクラシック・バレエ、ロマンチック・バレエの要素が多かった作品ではないかと思います。

💖今回、キャストが凄く凄く良かったと思います🎵
主演の2人🌹
👑オーロラ姫はアシュリー・ショー。
表情豊かで美しい。
私が行った公演も彼女でした。
他にも「シンデレラ」のシンデレラ役をしたようです。これも観に行ったのですが、この時は彼女ではありませんでした。

🌹レオ役はアンドリュー・モナハン。
私が観に行った時の人よりフケてるな、とは思いましたが、好青年のレオを上手く演じてます。なんか見たことある顔、と思ったらアシュリー・ショーと同じ「シンデレラ」で相手役(飛行士)を演じてました。私が観た公演時は別の方でしたが、放送録画で観た時が彼でした。

そして何より素晴らしかった妖精2人❗️🦇
二方ともスレンダーで背が高く、映えます✨
🦇カラボスとその息子カラドックを演じたベン・ブラウン❗️
ワルの魅力ってんですか❓️妖しくて、ドキドキしちゃいます。「スワン・レイク」のストレンジャーのようでしびれる❗️キレキレのダンスも格好いいです。もみ上げがあってラテン風 "闇のオーランド・ブルーム" のような顔でした😅

こういうワル役の方がカーテンコールで笑顔が可愛いと、きゅんっ💓ってしちゃいますよね😅

⚜️そしてライラック伯爵役のパリス・フィッツパトリック💖
めちゃくちゃスレンダーで顔は目の回りが黒くても善良そう。"善いオーランド・ブルーム" っぽく見えました😅
この方は「シンデレラ」の公演での天使役を観たんですが、その時も印象的でした。
他「ロミオとジュリエット」のロミオ役もされてるようです。素顔は童顔で可愛らしい。
レオが悪の巣窟に乗り込む時も付いてきてくれる面倒見の善さ❗️兄貴~☀️

💓この二人見たさに、後日もう一回行ってしまいました💦
でているDVDは別キャストだし💦

 

あー、こちらのキャスト版のDVDがでないかな〰️❗️
それより舞台があったら観に行きたい✨
↑追記❗️2024年春、「ロミオとジュリエット」が東京で上演されるようです❗️パリス・フィッツパトリックさんだといいな〰️❣️


オーロラ姫とレオの100年を越える愛に感動します🥲💖

マシュー・ボーンのバレエって、ダークでキズもあって、でもユーモアもあって、サイコーにロマンチックです💖