https://youtu.be/hNha8Oib87U映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』予告編(ナレーション:大竹しのぶ)夢はいつだって、人生を輝かせる―。『ミセス・ハリス、パリへ行く』2022年11月18日(金) TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか✨ チャンネル登録はこちら: http://bit.ly/JPSubWCN舞台は 1950 年代、ロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦がある日働き先で1枚の美しいドレ...リンクyoutu.be可愛らしい映画でした。
しっかりシビアな面もあります。

元々は ポール・ギャリコのお話で4シリーズあるそうです。「ハリスおばさん、パリへ行く」「国会へ行く」「ニューヨークへ行く」「モスクワへ行く」とあるみたいです。(残念ながら絶版。今回のパリへ行くは角川文庫ででています)

この映画ではこんな感じ。可愛いおばちゃん風です。
✨ミセス ハリス( レスリー・マンヴィル)✨
イギリスの名女優が演じます。
そして、性格も親切で素直で可愛らしい✨
数件掛け持ちしている家政婦さんで、毎日色んな お宅へ行っては、散らかし放題の部屋を綺麗に片付けていく。縫い物もしたり、花の手入れもしたり。
夜は家政婦仲間で親友のヴァイ(エレン・トーマス)とパブで楽しむ。

そんなある日、あるお宅でみたクリスチャン・ディオールのドレスに心を奪われる❗️
なんとそのお値段💷500ポンド❗️この当時1950年代の貨幣価値だと今の日本円の250万~400万円ぐらい、とのこと。
しかし、一度火が着いたものは止められない❗️ミセス ハリスにとって クリスチャン・ディオールのドレスを買うことが夢となり、お金を貯めていく。

お金を貯めていく過程もなかなか面白いです。上手くいったり、いかなかったり。

そして、ついにお金を貯めて、いざ、巴里へ✨
初の海外旅行、初の飛行機✈️フランス語もろくに話せないけど、目標のため躊躇しない❗️
 ガッツがあります💪
案の定、いきなりクリスチャン・ディオール本店へ乗り込んでも、いかにも普通のおばちゃん風な彼女は客として相手にされない。
『プリティ・ウーマン』のヒロインもロデオ・ドライブの高級店❓️に乗り込むも、格好で判断され相手にされない。お金はあるのにディナーに着ていく服を買えない…😢というのがありました。

いや、たとえお金を今は持っていないとしても、お客さんでしょう❗️
似たような経験が私もあります。雑誌で常盤貴子さんが着ていたワンピースが凄く素敵で💕
アンナ・モリナーリというブランドだとわかった。雑誌には値段は書いていない。早速、百貨店にあるとわかって入ってみる。二人いた店員はチラとみて、「いらっしゃいませ」もなし。つまり、私は客と思われていないのだ。せっかく来たのに…悲しい😢
それ以来、行くことはないです。
高級店でも分け隔てなく、ちゃんとお声かけしてくれるところも沢山あります。そういうお店には、今は無理でもいつかは、と思います。

自分もお店で働くようになり、そういった経験から先ずお客様を気持ちよく迎えよう❗️と必ず「いらっしゃいませ」は言ってました。(まぁ、言わない店員がいることのの方が驚きなんですが…)で、様子をみてお声かけ。遠慮がちなお客様へはゆっくりみてもらうため、その後は無理に話しかけたりはせず。それはお店のファンになって欲しいからです🥰

脱線しましたが、このクリスチャン・ディオールにも感じ悪い人もいますが、ほとんどが気持ちのいい方たち。
会計係、モデル達、副マネージャー的な方、中のお針子さんたち。
最初にハリスさんがナターシャを助けたから、というのもあるのかもしれないけれど、皆さんハリスさんに対して親切☺️気持ちのいい世界です。

感じ悪いのはこの方ぐらい❓️(右の人は親切)
✨マダム コルベール(イザベル・ユペール) ✨フランスの名女優 
クリスチャン・ディオールの片腕。店を取り仕切っている。
一見、意地悪なだけなこの悪役をイザベル・ユペールが演じることで深みが増してます。
原作のマダム コルベールは好い人そうでした。

味方になってくれる会計係くん。
✨アンドレ・フォーベル(リュカ・ブラヴォー)✨人気急上昇のイケメン
こんな夢みたいなシーンも💕

✨ ナターシャ(アルバ・バチスタ)✨親切なディオールのモデル。キュートな美女。モデル以外にも顧客のエスコート等も。そして彼女は哲学書を読みふけっているため、寝不足なんです🥱美容に悪いよ。

パーティーにきていた顧客の中には くそ意地悪なオバハンもいましたが(娘はややパンキッシュな格好だけど中身はマトモそう)、ミセス ハリスを受け入れてくれる人達も。

✨ シャサーニュ侯爵✨親切な紳士。色々エスコートしてくれる。ミセス ハリスに親しみを持ってくれる。
格好いいおじ様✨❗️と思っていたらランベール・ウィルソンだったんですね。
大昔 『サハラ』(ブルック・シールズの方の)という映画をみて部族の長らしき彼をみて虜になりましたは😍
今でも渋くて素敵💕

そしてロンドンのパブ仲間の親友ヴァイと、
✨アーチー(ジェイソン・アイザックス)✨なんと、ハリポタのマルフォイ パパの方でした❗️気さくで親切。頼りになるし格好いいアーチーです🥰

他にも、訪ねてくる軍隊の若い人、お巡りさん、飛行機で隣に座った男性、とミセス ハリスの周りは何故かイケメンだらけ。
良いことです🥰
パリの空港でのお三方、最初疑ってごめんなさい💦朝起きたら、荷物ないのでは❓️とか心配して😓わたしゃ人をみる目がないのかよっ❗️


ここからはネタバレ有の感想、というか疑問符❓️

☺️初めてみたディオールのドレスが凄く素敵過ぎたんですが、一体あのドレスをマダムはどうやって手にいれたのだろう❓️パリへまでいったりしたらご主人にバレそうだし、内緒で買ったにしては凄くない❓️既製はないと思うので、やはりパリでのオートクチュールなのか❓️でも、彼女には似合わないかなー。でもでも、一目惚れして買ってしまう魅力ある一着でした❗️
このマダム、色々無駄遣い、無駄話する割にはずーっと賃金を払っていない、という最低な人。

☺️そして、もっとサイテーな顧客なのが、ミス ペンローズ。女優の卵のような奴で、成り上がろうとしている。しかし、ひとが片付けた側から散らかしていく❗️服や物の扱いも雑。
思えば、最初からどんな人間かはわかってましたが、少しでも良いところを信じたくなるんだよね➰😓

☺️ま、こんなあからさまにやだな~と思う人達の中でも、最後はわかり合える人もいたし、逆に安心できてた相手に傷つけられたり…そんなやりとりが面白いです。
侯爵には少しショック。侯爵本人は悪びれてないし、いい人なんだけど。でも、まだときめくことのできる自分を知ることができた。
そしてミス ペンローズも部屋は汚いが素直ないいコなのでは❓️と思ってましたが、酷い😭💔
しかし、彼女とミセス ハリスは明らかにサイズ違うよなねー。と疑問。ま、ミセス ハリスのサイズ直しテクのお陰ということで。
その他、ハリスさんの訪問先の、毎回違う彼女(❓️)を姪と紹介するオッサンもサイテーな奴、って思ってたけど、ハリスさんの顔色が悪いのを心配してくれたり、好い人でした。よくみてくれてるんだな、と。

☺️コレクションで でてくるクリスチャン・ディオールのドレスがどれも素敵💕フェミニンなラインに程よいボリューム、生地の美しさ✨
しかし最初に一目惚れしたドレスが素敵すぎて物足りない。そこで登場✨
うん、これが一番素敵だ❣️

☺️他にも、ミセス ハリスはアンドレの妹さんの服を借りて着ているんだけど、どれもキュートで似合っている🎵
イギリスらしいチェックのコートや花柄のブラウスもお似合いでしたが✨帽子も可愛い🌹

☺️私が、一番疑問だったのは、最後、せっかくのドレスをあんなことするかな~。ミセス ハリスは沢山の人達の善意と熱意があのドレスに込められているのを知ってるのに。全て忘れたくなる気持ちもわかるけど…😢
案の定、原作では違っててホッ🤧
原作のラストはシビアですが、本当に美しいものを手に入れたハリスおばさんが神々しい❗️キラキラしている✨

…といっても、映画版のラストもハッピーです。何回も心引かれたドレス❗️やっぱり、ミセス ハリスにはあのドレスが一番似合ってる💕


☺️ポール・ギャリコのお話は学生時代に後輩に薦められて読んだ「雪のひとひら」だけでした。リアルなんだけどファンタジックでもある大人の童話の印象。他にも「スノーグース」「ジェニィ」「7つの人形の恋物語」なと多数。そして今回初めて知ったのですが「ポセイドン・アドベンチャー」の原作者でもあったのです❗️そしてとっくに亡くなってる方だった。

☺️欲深い私は、溜まった未払いの賃金のかたに、あの一目惚れドレスの方も手にはいらないかなーなんて思っちゃいますが😅


美しいもの、可愛いもの、キラキラしたものがいつまでも好きな自分でいていいし、追い求めてもいいんだな☀️と改めて思い勇気もらえました。
そして…ときめきも必要💕

エイダ・ハリスさんのように、真っ直ぐに生きよう🎵