私の好きなイギリス映画で、ロードムービー💕
これは観ておかねば、と劇場へ。
最愛の妻メアリー(フィリス・ローガン)に先立たれた90歳のトム・ハーパー(ティモシー・スポール)は、路線バスのフリーパスを使ってイギリス縦断の旅に出る。長年暮らした家を離れ、妻と出会った思い出の地を目指すトム。道中さまざまな人たちと出会い、トラブルに巻き込まれるが、メアリーと交わした約束を胸に旅を続ける。(公式あらすじより)
主人公のトムを演じるティモシー・スポール✨
実年齢より三十歳程上の役を特殊メイクなしに演じました。話し方、歩き方、姿勢、少しのメイクで❗️凄い❗️
私にとってのティモシー・スポールは『ハリー・ポッター』シリーズでのピーター・ペティグリュー役。あのねずみ男のような奴です😅
そして『ラスト・サムライ』や『輝ける人生』のような役が印象的です。
ほんと、イギリスの端から端まで。
日本でいうと下北半島(青森)から下関(山口県)のようなものでしょうか❓️縦断です。距離にして１３５０km❗️
イギリスではランズエンドからジョン オ グローツまで、というコトバは「究極の旅路」とか「かなりの距離」、果てから果てへ。ということを意味するそうです。
出発はここから❗️
ウサギの耳の先っぽ🐰ジョン オ グローツ。
ロードムービーなので、道中、良い人々や嫌な人やらに出逢いながら進みます。
道中、あの荷物一つで大丈夫なんかい❓️と疑問。そして、トムは９０歳とあってかなりヨボヨボなんです。みていて心配になるくらい。それでも、色んな人々にあって助けられたり、逆にトムが助けたり しながら旅していきます🚌
面白かったのは、途中バスに羊飼いごと羊がたくさん乗ってきて、「うるさい」とか「臭い」とか文句を言ってる客に、運転手の女性が(アレ❓️今思うと運転手だったのかな❓️車掌❓️)が「あなたがたの方がうるさいですよ❗️」とピシャリと言うところが好き🤭
バス🚌もいろんな形があるんですね。
今回調べていてあのロンドン名物 ダブルデッカー(二階建てバス)は、馬車の上にも乗っていた名残だそうです。屋根にも人がよじ登る→二階建て馬車をつくる→バスでも🎵そして、ロンドンだけじゃなかったんですね。
それにしても思ったのは、イギリスって６０年前ぐらいと変わらない風景や店が多いのかな❓️って。いいな～😃
トムは第二次世界大戦に行ったと言っていた９０歳の人。うちの親より年上です。
私も故郷へ帰ると子供の頃と変わらない風景や建物、お店も残ってたりするけどね…親世代の子供の頃の建物ってなかなかないよなー。戦災にあっていることもあるけれど、どんどん新しいものが建てられていってるし。
あと、B&B🍳うちの母さんの朝食を是非食べてくれ〰️。といってるおじさんが面白かったです。行ってみたいなー🇬🇧食べてみたいな〰️☕️🍞🌄
親切なウクライナ一家の奥さん、杖をくれた。これはもしかしたらお父さん❓️とか親族の方の形見とかではないかな、と思った。大事にされてそうだったし。そんなものをあげるなんて、なんて、よほどトムに何かを感じたのかな。
他にも朝食時にトムをからかう男性をたしなめる女の子、とか基本、女性陣は年寄りに親切で思いやりがあるようにみえた。
男性からしたら同性だし、まだまだ元気そうだし、大丈夫❗️ぐらいに思えるのかも。
その中でも、病院の先生はいい人だなーと思いました。
🐰ここからネタバレあり感想❗️🐰注意⚠️
旅の目的はなんとなくわかりました。鞄の中身も。だからあんなに必死になって取り返そうとしたりしてたんだね。
とにかく、失くならなくてよかった。
しかし、もうひとつの目的(お墓参り)もあったとは…なんか お子さんいないのかな、とは思ってて、奥様が故郷を離れたくなったショッキングな事って…と考えると、事故か何かで亡くなったのかと。しかし一歳を迎える前になんて😢哀しいです。
そしてトムの病気。途中凄い咳き込んでいたから彼も結構な病気なのかな❓️とは思っていましたが…(ちょうどその時私も劇場で咳が止まらず必死。一旦退出を、考えたけど なんとかおさまって良かった😅)ま、てっきりメアリーの方だと思ってた。亡くなったのはそれでか、と。
なんだかんだ目的地に無事、たどり着いた❗️
ウサギの脚の先っぽ🐰
ランズ エンド🔚
岬 好きの私は嬉しい💕こんな美しい景色だなんて。
※日本では室戸岬、宗谷岬、日御碕、潮岬 等が実際に行ってみて景色が好きな岬です。
そして、そこには多くの人達が❗️ここでちょっとウルッときました🥺ハリウッド的映画だと今まで出会った人達がぞろ～っと待ってるパターンだけど、そこまで作りすぎてなくて良かったかも。(中には少しはいたのかもしれませんが。皆、応援はしているだろうけど、仕事やらあるしわざわざ行かないと思うし)
最後はトムはどうなったのか❓️
メアリーと旅立ったの❓️逝ったの❓️
昔、映画『タイタニック』のラストシーンで職場で議論したのを思い出しました。ほとんどが婆ちゃん(ローズ)はあそこで死んだんだ、と思っていたのですが、一人皆より少し上の女性先輩が、「いやぁ、あそこで死ぬタマじゃないですよ―、彼女は」「もっと図太い❗️」と言いきってました。目から鱗😳
確かに何回かみてたら、そう思ってしまった。
ま、トムの場合はどうでしょう❓️
やりきった感があり、満身創痍でそのまま…なのか。
ランズエンドに落ち着く可能性もあり。
私としては、まだまだ元気にバス旅をしながら、スコットランドまで帰って欲しいなー。
